「自然に学ぶ粋なテクノロジー なぜカタツムリの殻は汚れないのか」石田秀輝
2007/12/31公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■今は、電子顕微鏡や走査顕微鏡が発達し、
簡単にミクロの世界を見ることができます。
さらにミクロ組織も作ることが
可能になってきた今、
自然の力のすごさを活用する時代なのかもしれません。
自然は偉大なり!
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・シロアリの巣・・・
外気は昼間50℃、夜はゼロ℃。
こんな環境の中で、巣の中の温度は
30℃にぴったりと制御されている。(p20)
・カタツムリの表面を電子顕微鏡で見てみると、
数十ナノメートルからミリメートルにいたる
小さな凹凸がたくさん存在する。
水中で油適が殻の表面に付かない(p29)
・現代人のDNAのばらつきはアフリカの
チンバンジーの十分の一しかなく、
少なく見積もって四十人、多くとも一万人程度の
個体数から出発しているとされ、おそらくこの時代に
劇的に人口が減少した可能性が高いらしい(p69)
・アワビの貝殻もセラミックスと同様な無機材料を
主成分としてできているが、
落としたくらいではびくともしない。・・・
アワビの貝殻は、厚さ一マイクロメートル以下の
薄い炭酸カルシウムの板を、有機質の
柔らかい接着剤で貼り合わせた「積層構造」(p180)
・しなやかで強いクモの糸
(右は2本がセットになっている牽引糸・・・
クモはいろいろな性質の糸を使い分けている。・・・
水に濡れると長さが半分になる糸や、
引っ張ると二倍くらいまで伸びる糸などもある(p181)
・野生ゴボウから生まれた面ファスナー・・・
だれでもご存じの「マジックテープ」
(クラレ(株)の登録商標。(p186)
化学同人
売り上げランキング: 224968
【私の評価】★★☆☆☆(68点)
読んでいただきありがとうございました! この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
コメントする