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「天晴れ!筑紫哲也NEWS23」中宮 崇

(2007年9月11日)|本のソムリエ メルマガ登録
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天晴れ!筑紫哲也NEWS23  文春新書 (494)

【私の評価】★★★☆☆(78点)


■アメリカが、全世界で民主化を推進するために、
 NPO,市民団体を援助しているように、


 あらゆく国家・組織が、
 手足となる協力者を育成し、
 NPO・市民団体を援助しているはずです。


■特に日本では、スパイ防止法がありませんから、
 日本の国家をひっくり返そうとする組織でさえ、
 自由に行動することができます。


 政党、宗教、マスコミ、法人、NPO,市民団体・・・
 ある意味、やりたいほうだいなのでしょう。


■この本では、TBSの報道番組NEWS23について、
 中国・北朝鮮・在日朝鮮人への偏向した報道を
 指摘しています。


 ・映画『セブン・イヤーズ・イン・チベット』・・・弾圧を続ける
  中国にとって都合の悪い作品であった・・・NEWS23は・・
  その冒頭の作品紹介のナレーションは、日本中の度肝を抜いた。
  「この映画は、中国による"自治権拡大"を描いた・・・」(p143)


■在日朝鮮人についても、差別問題はあるのでしょうし、
 それを利用して暴利をえている人もいるのでしょう。


 しかし、既得権益が複雑にからまったこうした問題について、
 中立的立場で報道することは難しいのかもしれません。


 ・在日社会の取り上げ方は、異常と言える。特集に在日差別問題が
  出てこない月は無く・・・終戦の日特集がいつの間にか在日問題に
  スライドしてしまうのはまだ良いほうで、阪神大震災特集も筑紫に
  かかっては、在日差別問題特集に大変身。(p81)


■ただ、北朝鮮については日本への敵意をあらわにするテロ国家ですから、
 もし、マスコミが北朝鮮のプロパガンダに協力しているとすれば、
 それは反逆罪にも値する行動で許されることではありません。


 ・NEWS23は、「北朝鮮核実験の"可能性"」との字幕で、
  「軍縮平和研究所」パク・ヒョンジェ副所長による「北朝鮮の
  核実験は必要だ」との、「識者の見解」を流していたのだ。・・・
  実はこれ、北朝鮮外務省の外郭団体(p105)


■やや2ちゃんねる的なとっぴな表現が多く、
 興ざめする部分もありました。


 できれば具体的な報道の事実を列挙して、
 その世論操作のテクニックを解説する形であれば
 面白かったと思います。


 マスコミ報道に接するときの心構えを
 教えてくれる一冊ということで★3つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・草野満代に「呆れた事実発覚です」(04年4月23日)と言わせて、
  麻生太郎、中川昭一、石破茂の三閣僚の「未納三兄弟」を激しく
  批判していた筑紫哲也自身もまた年金未納がばれてしまう(p18)


 ・筑紫哲也が編集委員を勤める雑誌「週刊金曜日」・・・
  一貫して北朝鮮による拉致被害者に対して冷淡であり、
  その後02年11月15日号では、曽我ひとみの北朝鮮帰還を促す、
  北朝鮮当局のプロパガンダそのまま記事を掲載(p50)


 ・「報道のTBS」を自称するこの局は特に、その報道に関する捏造
  などの不祥事が突出・・・石原都知事が日韓併合に触れ、「私は
  日韓併合を100%正当化するつもりはない」と発言したものを、
  なんと全く逆の「私は日韓併合を100%正当化するつもりだ」
  (p216)


▼引用は、この本からです。

天晴れ!筑紫哲也NEWS23  文春新書 (494)
中宮 崇
文藝春秋
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おすすめ度の平均: 4.5
4 番組は終わっても局の問題は残る
5 資料的jにも有用
4 真面目な本
5 『TBS報道テロ全記録』と共に読んでほしい
5 悪質な多事争論

【私の評価】★★★☆☆(78点)



■著者紹介・・・中宮 崇(なかみや たかし)

 1970年生まれ。
 自称「プロ2チャンネラー」


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