「世界でいちばん面白い英米文学講義」エリオット・エンゲル
2007/06/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
■有名作家の私生活を教えてくれる一冊です。
この本にはありませんが、
「ハリー·ポッターと賢者の石」を書いたJ・K・ローリングは、
赤ちゃんを抱えたシングルマザーで、
生活保護を受けていました。
偉大な作品は、普通の人間が書いていることが
わかります。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・シェイクスピアは現代英語で作品を書いた最初の、
偉大な作家なのです。・・・シェイクスピアが不朽の名声を
勝ちえているのは、確実に彼が書いたといえる
三十七の戯曲があるからなのです(p58)
・シェイクスピアが戯曲を書いていた十六世紀から十七世紀、
この頃イングランドではだれもトマトを食べませんでした・・・
お客さんはトマトを買い、座席に持ち込みます・・・
いちばんひどい、芝居をぶち壊しにしている犯罪人と
目する役者が、舞台のわきに出てきて、モノローグ(独白)を
語るのを待っているのです。そしてトマトを取り上げ、
その役者目がけて投げつけます(p66)
・ディケンズは、若干二十四歳のとき、
大量販売向きのペーパーバックを発明したのです・・・
常に連載の形で月に一度、三章同時掲載の形で発表していました(p174)
・チャールズ・ディケンズは、同じ作品を同じ読者に、
分冊で一回、ハードバックで一回、そしてコレクターズ・エディションで一回と、
三回も売った唯一の作家なのです(p180)
・「この先何百年も、わたしがシャーロック・ホームズを
創り出した男としてのみ人に知られるようになったら、
私の人生は失敗だったといっていいだろう」
(サー・アーサー・コナン・ドイル)(p255)
・彼の最後の妻メアリーは、結婚した直後に、ヘミングウェイを
どう思ったか手紙でこう打ち明けています。
「薄情で、非常識で、利己的で、役立たず。
鑑賞力も理解力もないエゴイストで、評判だけを気にする怪物」(p342)
草思社
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
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