「「できる男」の話し方―「引きつける」「切り返す」技術」向谷 匡史
2007/05/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(90点)
●社会というのは、人間関係であり、
私たちは、常に他人を評価しながら生きています。
まして、会社となれば、仕事の成果、仕事への姿勢などを
通じて、常に人間の器が評価されているのです。
・できる男は「話す」と「聞く」のバランスが
四分六になるよう、つねに気を配って
会話しているものだ。(p14)
●仕事の能力については、
仕事の結果で評価されますが、
姿勢は、日頃の言動や、修羅場の対応などで
上司、部下、顧客から評価されることになります。
・自力で人生を拓いて行く男は、「できます」と断言して
自分を追い込み、ホラ吹きと嘲笑されないよう
必死の努力をするのだ。(p75)
●一目置かれる人は、どのような考え方で、
どのような言動をしているのか?
この本では、その思想と言動が実例とともに
解説されています。
表面上の対応を変えるのではなく、
考え方を変えることで、
自然と本書のような対応できるようになりたいものです。
・できる男は、こう切り返す。
「非は私にあります。ご要望を
おっしゃっていただけませんか?」
丁重に、しかし毅然と、
相手の"本音"に斬り込むのである。(p4)
●これまでにない「できる男の話し方」です。
具体例が多く非常に参考になりますので、
★5つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・交渉の"骨格"を衝くのだ。すなわち「誰が発案し、
誰が汗を流し、誰がリスクを背負い、誰が得をし、
誰が責任を負うのか」という五つの"骨格"について
確認と念押しをすれば、相手は必ず身構える。
言いくるめることができない相手だと
思うからである。(p146)
・姿勢を正す・・・
姿勢を単なる"形"だと思ったら大間違いだ。・・・
もし、仕事で困難な場面に遭遇して
気後れしそうになったら、姿勢を正すがよい。(p164)
・部下のミスは上司の責任なのだ。
それが部下の怠慢によって
起こったものであったとしても、
自分に責任があると肝をくくれる男が、
結果として部下の信頼を得ていくのである。(p181)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★★★(90点)
■著者経歴・・・向谷 匡史(むかいだに ただし)
1950年生まれ。雑誌記者を経て、ビジネス書から小説、
劇画原作まで、作家として執筆活動を続ける。
日本空手道「昇空館」館長。
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