「「勝負強さ」を鍛える本」ジョン・マクスウェル
2006/11/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
逆境を乗り越える
成功にはいくつかの壁があると思います。それは、目的を持つ壁、行動する壁、そして継続する壁です。この本では、行動する壁、そして継続する壁を突破する方法について教えてくれます。
成功の反対は失敗ですが、多くの人が失敗により挫折しています。例えば、起業家は事業を軌道に乗せるまでに、平均して3.8回ほど失敗するという。つまり、失敗を乗り越えていくことが、成功の秘訣ともいえるわけです。
ナポレオン・ヒルは「逆境には必ず、それよりも大きな報酬の種が隠されている」といいました。逆境についてそうした事実を知っておくことが、逆境を乗り越えるために必要なのです。
・成功とは、
1 自分の人生の目的を知り、
2 潜在能力を最大限に発揮するために成長し、
3 人のためになるような種をまくこと(p41)
小さな成功体験を積み重ねる
また、小さな成功体験を積み重ねることで、逆境を乗り越えるための忍耐が獲得でます。だから、継続力を持つために、意識的に小さな成功体験を積み重ねるように意識して、自分の目指す人の真似をし、小さな何かにチャレンジしていくとよいのです。
継続力については、スポーツの世界では二万回練習を積むと、一つの技を習得できると言われていますが、人生やビジネスにおいても同じで二万回やってみることが大事なのでしょう。何もしなくても時間は過ぎていきますが、どうせなら何か自分の足跡を残してみたい。そう思わせてくれる一冊です。★3つとしました。
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この本で私が共感した名言
・作家のワシントン・アーヴィングはこんな言葉を残している。「賢人は目的を持ち、凡人は願望を持つ。小人は不運を嘆き、偉人は不運に発奮する」(p46)
・マクスウェルも「いつもと同じことしかしない人は、いつも同じものしか手に入らない」と書いている(齋藤孝)(p17)
・ある美術学校でのエピソードである・・・教師はクラスを二つに分けた。そして、アトリエの左半分の生徒は作品の量によって採点し、右半分の生徒は作品の質によって採点すると告げた。・・・優秀な作品は、すべて量グループから生まれたのだ(p131)
・精神科医のカール・メニンガーは「神経衰弱になりそうだと感じている人に、どんなアドバイスをしますか」と尋ねられた・・・驚いたことにメニンガーは「自分の家に鍵をかけて外に出て、助けを必要としている人を探しなさい。そして、その人を助けなさい」と答えたのだった(p120)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★☆☆(78点)
目次
1章 成功者と凡人を分ける「挑戦力」―頭を使いながら"リスクを取って動く人"
2章 逆境にあって動じない「忍耐力」―賢人は「目的」を追い、凡人は「願望」を抱いて終わる
3章 "勝つ直感"を呼び覚ます「行動力」―これが"ガス欠しない馬力"の源泉!
4章 人の心を牽引する「責任力」―どこまで"真剣勝負に生きる姿勢"を保てるか
5章 岐路に立って迷わない「決断力」―これが必ず"未来への突破口"になる
6章 一段上の仕事に目覚める「使命力」―もっと「大きな世界」で自分の力を試すために
7章 成功体質を強化する「持続力」―"不敗神話"を守るより、はるかに大切なこと!
8章 リスクに挑む「冒険力」―"現状維持"ほど脆いものはない!
9章 失敗から"教訓"を引き出す「学習力」―あなたに「害」を与えるものは「何か」を教えている
10章 自分の視界を広げる「複眼力」―どんな変化にもうまく適応できる"万能の柔軟性"
著者経歴
ジョン・マックスウェル・・・1947年生まれ。リーダーシップ論の権威。1985年、企業や組織のリーダー育成、ビジネスマンの能力開発を手がける「インジョイ・グループ」を創設する。講演会、セミナーを各地で開催している。
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