「速読法と記憶法―情報処理能力を高める技術」栗田 昌裕
2006/08/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(71点)
●速読法と記憶法をまとめた一冊です。
速読法については、私も無料レポート※を書いていますから、
それほど学びはありませんでした。
※無料レポート「一日一冊読みながら、メルマガを毎日発行する私の方法」
しかし、記憶法のところでは、
「ああ・・30年読むのが遅かった・・・」
とがっくり肩を落としました。
●私は学生時代、歴史には興味があったものの、
年代を覚えるのが苦痛で、
大学入試では、地理を選択してしまったのです。
今にして思えば、歴史はやはり大切であり、
その歴史学習の遅れをいま
取り戻しているところといえるでしょう。
・歴史的な年代を覚える一番簡単な方法は、
数字ファイルを活用する・・・
まず最初に、世紀ごとの出来事をまとめて
結びつけるためのある程度広い
場所(空間)を自分で決めておくとよい。
それには、例えば自分の住んでいる場所の近くに
20ヵ所を大きく決めておけば、
1世紀から20世紀までのことは
全部そこにつないで覚えられる。(p176)
●さらに、社会人となってからは、
人の名前を覚えることが、
重要なポイントの一つとなります。
外国では「言葉を覚えるより、名前を覚えよ」
といわれるくらいですから、
名前を覚えることの重要性は計り知れません。
・市川氏を記憶しよう。楽「市」と呼ばれる
中世の市場を想起する。
その横には「川」がちょろちょろと流れている。
彼がそこで大きな声を出して
商いをしていると想像しよう。(p160)
●地味な本ですが、そのテクニックを
知っていると知っていないでは、
人生に大きな差を生む本でしょう。
中学生、高校生からでも読ませたい一冊です。
★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「音の読書」が音の回路を用いた遅い読書であることは
すでに説明した。・・・
他方、「光の読書」とは、光の回路だけを用いた
すばやい情報処理を行う読書である。(p59)
・類比法・・・西洋占星術の星座を覚えよう・・・
1月山羊座・・・「1」のパターンを
山羊のイメージに埋め込むには、
山羊の顔を思い出し、できるだけ
リアルな映像を思い浮かべよう。(p153)
・数字・イメージ・ファイル
01:甥 02:王子 03:王座 04:ワシ
05:孫 06:オウム・・・
まず、「甥」(01)を想像する。
甥が「王子」(02)と握手しているところを
視覚的なイメージとして想像する。
今度は「王子」(02)が「王座」(03)に座る(p172)
▼引用は、この本からです。
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クリティカルに読まなければならない本
は・・・変わった!!
【私の評価】★★★☆☆(71点)
■著者経歴・・・栗田 昌裕
1951年生まれ。東京大学医学部卒業。東大病院内科医師。
群馬パース看護短期大学教授、エスアールエス研究所所長。
速読を入口とする180ステップからなる能力開発法を提唱。
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