カップヌードルの生みの親「安藤百福の一日一得」石山順也
2005/02/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
要約と感想レビュー
安藤百福は相当な変わり者
カップヌードルといえば日清食品。インスタントラーメンの発明者であり、日清食品の創業者である安藤百福氏の生き様と考え方をまとめた一冊です。カップヌードルという誰も考えなかったことをやり始める人ですから、相当な変わり者であったようです。
やはり、創業者というものは、常人とはちょっと違った思考回路があるようで、常にチャレンジを考えています。多くの人は安定志向ですから、チャレンジ好きな創業者だからカップヌードルができたのでしょう。
・企業はチャレンジしないと、同じ所に止まってしまう。人間も同じである(p82)
カップヌードルはアメリカ向け
カップヌードルはインスタントラーメンをアメリカで販売するにあたって、簡単にカップにお湯を入れるだけで食べられることをコンセプトに開発されました。アメリカという新しい市場にチャレンジすることにより、後に残るような革命的な商品ができたのです。
安藤百福は、「人のやらないことをやれ。やれそうもないことをなし遂げるのが仕事というものである」と言っています。そこには、確実に儲けようとか、失敗したら損をするといった普通の人の視点を全く違うものがあるように感じました。
・人間は、自分の仕事を通じて社会のため、会社のために、何か足跡が残るような仕事をしなければならない(p28)
安藤百福とは
安藤百福は何度も失敗し、そのたびに諦めることなく次に挑戦しています。安藤百福はその生い立ちから考え方まで、深く調べてみる価値のある人だと思いました。関係書籍を手配してみます。請うご期待。
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この本で私が共感した名言
・高い山の後には必ず深い谷が待ち受けている。目の前に谷があることを知れ(p38)
・器にあらざる者が分不相応の地位につくと、企業を破滅に導くもとになる。上に立つものは自らの器を知るべし。(p202)
【私の評価】★★★☆☆(76点)
目次
1章 奇想天外の発想"人のやらないことをやれ!"
2章 チキンラーメンはいかにして創られたか!―"ひらめき"をどう商品化すべきか?
3章 大衆の心を掴む!―壁をぶち破った市場開拓と宣伝戦略
4章 驚くべき商品開発の秘密―ベストセラー商品(カップヌードル)はこうして生まれた!
5章 なぜ安藤百福がNo.1になれたのか!
6章 金のなる木の見つけ方
終章 安藤百福の"金言"集
著者経歴
安藤 百福(あんどう ももふく)・・・1910-2007。日清食品の創業者。世界初のインスタントラーメンであるチキンラーメンを開発。その後、カップヌードルを開発。
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