「福の神になった少年―仙台四郎の物語」丘修三

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福の神になった少年―仙台四郎の物語

【私の評価】★★★★★(90点)


●仙台の町を歩いていると、
 だいたいの商店には少年の写真が飾ってあります。
 そのニターッと笑った粗末な少年が仙台四郎です。


 四郎は、明治初期に仙台の町に生きた
 実在の人物です。


 単に知恵の遅れた子どもだったようで、
 四郎バカ、しろばかと呼ばれていました。


●しかし、知恵遅れの四郎の周りに
 不思議なことが起こります。


 興味本位でお店の前をほうきではいたり、
 水をまいたりしているうちに、
 四郎を歓迎してくれる店は繁盛し、
 そうでない店は潰れていくのです。


 ・このしろばかがよくいく店はよ、
  みんな繁盛してるでねえの。(p47)


●四郎には知恵はありませんでしたが、
 素直な心がありました。
 雰囲気のよい店と悪い店がわかったのでしょう。
 

 ・四郎は自分をかんげいしてくれる店とそうでない店を、
  直感的に見分けるようになった。(p21)


●この素直な心というものは、
 だれでも持っているものです。


 ただ、成功とか幸せとかを考える頭のなかの自分が
 その存在を見えないようにしているだけなのです。


●この本を読んでいて、
 相田みつをの言葉を思い出しました。
 

  花には人間のような
  かけひきがないからいい
  ただ咲いて
  ただ散って
  ゆくからいい
  ただになれない
  人間のわたし

(「こころの暦(ミニサイズ)ひとりしづか」相田みつを美術館)


●仙台四郎を通じて、素直な心、
 そして四郎の生きた明治という時代を
 考えることができました。


 深く考えさせてくれる一冊です!


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・戦いに負けた会津藩は豊かな会津盆地を取り上げられ、
  当時は人も住めるところではなかった青森の下北半島に、
  藩をあげて移住させられた。(p133)


福の神になった少年―仙台四郎の物語
丘 修三 村上 豊
佼成出版社 (1997/01)
おすすめ度の平均: 4.8
5 泣けた、笑えた、いっき最後まで読んでしまった^^;
5 『「福の神になった少年」by丘修三』にありがとさんきゅっ♪v(*'-^*)^☆
5 ■純愛ブームの次にくるものは...

【私の評価】★★★★★(90点)



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