「こころのチキンスープ〈2〉―生きることは愛すること」ジャック・キャンフィールド, マーク・ビクター・ハンセン
2004/07/26公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(93点)
要約と感想レビュー
お盆が近くなりました。実家に帰ったら皆さん、両親に何を話しますか?
先日、ある経営者の話を聞いていると、親孝行週間という行事をしている、という話がありました。その週には、親に対して「○○歳まで育ててくれて、ありがとうございました。」と言わなくてはならないそうです。そして、その結果も社長に報告しなくてはならないのです。
「何で、そんなことを業務命令でしなくちゃいけないんだ」という社員もいるらしい。でも、そんなことに社長はおかまいなしです。なぜなら、社長への報告を見てみると、もう涙なしでは読めない内容ばかりだからです。だいたい、父親は照れて、母親は号泣するらしい。(うう、私も泣けてきました)
日本人はこうした感謝の気持ちを伝えるのが下手で、せいぜい結婚するときに、娘が「お父さん、お母さん、ここまで育ててくれてありがとう」というくらいでしょう。でも、これは大切なことだと思いませんか?
・もし、あなたが死を目前にして あと一本しか電話がかけられないとしたら、誰にかけますか?どんな話をしますか?さあ、何をためらっているのですか?(p68)
お盆に帰省して、一言両親に「○○歳まで育ててくれてありがとうございました」と言ってみよう。そして両親の足を洗ってあげよう。両親の心に灯がともるだけでなく、あなたの心にも灯がともるのでしょう。
この本も心に温かいものを与えてくれます。★5としました。
この本で私が共感した名言
・心の灯が消えかかったとき、誰かがあかあかとした灯を差し出しだしてくれることがある。灯を分け与えてくれる人に感謝しなくてはならない。(アルバート・シュバイツァー)(p3)
・天国に行くと、「どうして、モーゼのようになれなかったのかね?」とは聞かれずに、「ズーシャよ。どうして自分自身になれなかったのかね?」と言われることだろう(ラビ・ズーシャ(ユダヤ教法学者))(p91)
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★★★(93点)
目次
第1章 愛が輝くとき
第2章 親であること子であること
第3章 かけがえのない自分
第4章 死ぬこと生きること
第5章 生き方を選ぶ
第6章 教えと学びの意味
第7章 明日を信じて
第8章 すばらしい人生のために
著者経歴
ジャック キャンフィールド(Jack Canfield)・・・1944年生まれ。アメリカの自己啓発作家、モチベーションコーチ、講演家、経営者。世界的なベストセラー・シリーズ「こころのチキンスープ」(Chicken Soup for the Soul)の共著者として知られ、経営者や教育者向けの研修を行うセルフ・エスティーム・セミナーを設立。
マーク・ビクター ハンセン(Mark Victor Hansen)・・・1948年生まれ。アメリカのモチベーションスピーカー&トレーナー、著述家。イリノイ州ウォキーガン出身。ベストセラーを記録した『こころのチキンスープ』(Chicken Soup for the Soul)シリーズの共同創作者。世界中で講演活動を行っているほか、TVやラジオ番組などメディアにも多数出演。
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