「プロパガンダ―広告・政治宣伝のからくりを見抜く」プラトカニス、アロンソン
2004/07/10公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
仕事として物を売っている場合、売る技術というものは大切なものです。売れなければ食べていけないのです。しかし、それでは、その技術を使って何でも売り込んでいいのかというと、決してそうではありません。
明らかに害のあるものを売れば、社会に悪影響を与えてしまいます。たとえば、カルトを売り込む場合、政策を売り込む場合にもこの技術は使えるのです。フェイクニュースまでいかなくても、ウソにならない程度に繰り返せば、人は事実と信じるのです。
ですから、売る技術は切れる刀のように手入れをしながらも、売られるときには、しっかり防御したい。そういう技術を教えてくれる本です。同じジャンルに「影響力の武器」という本がありますが、日常生活への活用を考えれば、個人的にはこちらのほうがお勧めです。
この本で私が共感した名言
・スーパーマーケットでは、お客の目の高さの棚に並べられた商品が最もよく売れる。(p29)
・単純なメッセージ、イメージやスローガンを繰り返すことで、世界についての知識を作り出し、真実とは何かを定義し、どのように人生を生きたらよいかを示すことができるのである。(p159)
【私の評価】★★★☆☆(76点)
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