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「幸せの心理学」田舞徳太郎

2004/06/18公開 更新
本のソムリエ
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幸せの心理学(上)


【私の評価】★★☆☆☆(69点)


要約と感想レビュー

●非常に大切なことを書いている本ですが、
 心理学の言葉をそのまま使っているので、
 とっつきにくいところが残念でした。


 人の意見には、親(べき論)、大人(必要論)、
 子供(欲求論)の種類がある、などは
 知っていると知らないとでは
 大きな違いがでます。


 「あなたはだめ」ということを証明
 しようとするやりとり(心理ゲーム)は
 WIN-WINの考え方と似ています。


 理解していると
 客観的に人と人とのやりとりが
 理解できるようになると思います。


●自分を分析するのは非常につらいことですが、
 この2冊で自分を直視すると、
 違う世界が見えてくるかもしれません。


 なぜなら人は心で思ったことを基準に
 行動するから、心が大切だからです。
 まず、心が変わって行動が変わる。


 自分をしあわせにする心の考え方を
 するようにしたいものです。


この本で私が共感した名言

・私は、この自律的に生きる生き方に幸せはある、と考えているのです。(上p36)


<周囲の環境に影響されるのではなく、自分で自分の環境を作っていくということ、それが自律です。他人の意見は参考にはするが、影響はされない、それが自分の人生ではないでしょうか。>


・自分に気づけば、問題のあるところは修正することができます。(上p92)


<エゴグラムでも作ってみますか>


・アンドリュー・カーネギー少年は十二歳で働きに出ることになります。彼が初めて仕事に出る朝、母親はジャガイモをふかして弁当に持たせました。「いまは貧乏でお前には何もしてやれない。せめてこのジャガイモの温もりをお母さんの励ましだと思って、頑張っておくれ」(下p70)


<母親の愛をこどもはどこまでも覚えているものです。>


・「田舞くん、どうして鮨屋ではいけないんだ?人間はな、与えられた状況、環境の中で精いっぱい努力してこそ次の道が開けるんじゃないか」(下p79)


<今の環境で精いっぱい努力できなければ、どこに行っても通用しないのではないでしょうか>


過去と他人は変えられない。これはTA(交流分析)の基本です(下p219)


<自分と未来は変えられる!ですね>


幸せの心理学(上)
田舞 徳太郎
致知出版社
売り上げランキング: 185964


【私の評価】★★☆☆☆(69点)



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