プレジデント～会社に頼らず、自分の顔と足に頼れ。

「プレジデント」2003.8.18

【私の評価】★★★☆☆（70点）

会社に頼らず、自分の顔と足に頼れ。努力する姿は誰かが見てくれているものだ。（田部文一郎）

●私が若いころのことです。
　同僚が「この上司にはついていけない」
　と言うのです。

　その理由を聞いてみますと、私たちは
　急ぎの仕事で、正月休みを返上して
　書類を作ったことがありました。

　そして、正月明けに上司と会ったときに、
　上司は「ご苦労さま」の一言もなく、
　書類がちゃんとできたのか、
　それだけ聞いたのだというのです。

●私は、すこし考えて、
　次のように答えました。

　「確かに一言足りなかったかもしれない。
　でも、上司は素晴らしい人もいれば、
　変な人もいる。

　あなたは自分でベストを尽くしたのだから、
　上司に認められなくてもいいじゃないか。
　あなたの努力は、だれかがきっと見ていると思うよ」と。

●しかし、このときの経験から、
　人はいかに「認められる」ということに
　敏感であるということもわかりました。

　人間とは、
　「ご苦労さま。よくやってくれた。」
　というほんの一言で救われるのです。

【私の評価】★★★☆☆（70点）

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