「[図解]借金40億円を返済した私の仕事術」湯澤 剛

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[図解]借金40億円を返済した私の仕事術

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■著者は経営者である父の死によって、
 いきなり借金40億円、倒産寸前の
 居酒屋チェーンの社長になりました。


 本部の社員は1人だけ。
 店舗では板前が勤務中に飲酒。
 メガバンクからは資金返済要請。


 精神的に追い詰められた著者は、
 電車に飛び込みそうになります。


 これではまずい!と思った著者は、
 見えない恐怖と戦うため、
 最悪のケースを考えました。


 最悪の場合でも、破産すれば
 いいのだなと考えると
 心が軽くなりました。


 やっと目の前の課題に
 手をつけることができるように
 なったのです。


・「最悪の事態」を紙に書き出す・・
 要は「破産計画」を立案した(p26)


■店舗では売上金の持ち逃げ、
 板前同士のケンカ、
 仕事中にマージャンなど
 めちゃくちゃな状況でした。


 そうした問題に一つひとつ
 手を打っていきます。


 自社ビルの売却。
 1店舗にしぼって改装。
 社員一人ひとりに声掛け。
 店舗を縮小し、優良店残す。
 優良店の視察。
 表彰制度をつくる。


 経営者とはあらゆることに
 手を打っていかなくては
 ならないのですね。


・「当面策」と「根本策」を並行して進める・・
  当面策は本社事務所で朝に対処し、
 根本策は別の会議室で夜に
 考えることにした(p30)


■特に中小企業では、
 社長がすべてを決定する場合が多く、
 そこが難しいところだと
 思いました。


 しかし、あきらめなければ、
 いずれ道は開けることを
 教えてくれる一冊でした。


 湯澤さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・一定の期間だけ必死にやろうと決める・・
 5年後、状況が変わっていなければ
 「計画」に従って会社を清算する(p29)


・資源を「強み」に集中する・・
 ターゲットを中高年男性客に
 絞り直した(p36)


・1店舗だけ成功店舗をつくる(p32)


・社員70名の一人ひとりと
 「1対1の関係」をつくること。
 店舗を回った際には、社員に
 「大丈夫?」と必ず聞く(p54)


・社員の「心の導火線」に火をつける・・
 商品開発を担当している社員数人と、
 東京の繁盛店の視察に行った(p66)


・ダメだった店に優秀な店長が入ると、
 1ヵ月に0だった利益が200万円
 くらいになることもある・・
 人が利益を生み出す(p64)


・「味方がいる」という安心感をもつ・・
 不安な顔を見せない妻、つねに
 励ましてくれた信金の人々(p84)


・「すべてはお客様と働く仲間の
 笑顔と喜びのために」
 この姿勢をはっきり打ち出したことで、
 私はすごくホッとした(p86)


・私は壮絶な経験の果てに、
 人の痛みが少しはわかるようになった。
 サラリーマン時代は傲慢で自己中心的・・
 1人では何もできないのだと思い知り、
 人に感謝するようになった(p95)


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■目次

第1章 返せないほどの借金を背負ったとき、どうするか
第2章 ダメになった組織を立て直す
第3章 問題社員のやる気をいかに引き出すか
第4章 最悪のとき、自分の心を支える方法


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