「自分を立てなおす対話」加藤 雅則

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自分を立てなおす対話

【私の評価】★★★★★(93点)


■大きな成果を出しながらも、
 会社の中で孤立してしまい、
 不満が溜まり独立。


 その独立は失敗に終わり、
 コーチングを紹介する仕事から
 職場の問題解決に取り組むことになった。


 著者の経験談に
 いきなり引き込まれました。


 著者が若いときに
 この本を読んでいれば、
 職場への不満から独立することは
 なかったのかもしれません。


・1 自分の力で変えられることと、
   いまの自分では変えられないことを見極めること
 2 変えられることに、自らの力を
   集中していくこと(p25)


■この本では、本音の対話によって
 自分の中の不満を
 整理する手法を紹介しています。


 自分の不満を吐きだしていくことで、
 心がほぐれていく


 そうすると、その不満が、
 自分ひとりの問題ではないことに気づいたり、
 自分ができることに変化したりする。


 そうしたプロセスが、
 行き詰っている人には必要なのです。


・理不尽な問題がうまくほぐれていくと、
 「組織の中の自分」を語っているとき、
 ある地点から、そのストーリーが、
 「自分の中の組織」を語るストーリーに
 変わってくることがあります(p85)


■人の心は不思議なもので、
 自分のことを語り、
 人に理解されることで、
 心が落ち着くことがあります。


 そうなってはじめて、
 不合理を受け容れ、
 自分の問題として
 向き合うことができる。


 そのためには
 やはり対話のようなきっかけが
 必要なのでしょう。


 事例を読むだけでも、
 心が軽くなりました。


 加藤さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・もう少し具体的にいえば、
 「実は自分も問題の一部だった」
 と自覚することです(p50)


・問題をなくそう、なくそう、とするのではなく、
 問題でなくすること。
 これが般若心経の智慧です(p56)


・相手のキーワードを広げる・・
 そうだと、どうなるの?
 たとえば・・・?
 それって、どういうこと?
 何がそう思わせるの?(p106)


・「わたしには~と聴こえた
 「わたしには~と観えた」と、
 そのまんま素直に伝える行為が、
 相手の物語を展開するのに、
 予想以上の影響を及ぼすことがよくあります(p110)


自分を立てなおす対話
加藤 雅則
日本経済新聞出版社
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【私の評価】★★★★★(93点)


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■目次

1 理不尽な問題を抱えて働く
2 自分を立てなおす
3 問題をほぐす対話
4 対話による問題のほぐし方
5 自分の中の組織を語る―対話の実践
6 車座で対話を進める
7 仲間の智慧を借りる―車座の実践
8 絶対感覚×共通感覚


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コメント(2)

著者の加藤です。真意を的確に読み取っていただき、ありがとうございます。私自身、久しぶりに書いた当時を振り返る機会になりました。感謝。

こちらこそ、良い本をありがとうございました。

職場での不満や人間関係など、こうした対話をすれば解決の方向に進むものも多いんだろうなと感じながら、読ませていただきました。

ありがとうございます。

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