「無印良品は、仕組みが9割」松井 忠三

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無印良品は、仕組みが9割  仕事はシンプルにやりなさい (ノンフィクション単行本)

【私の評価】★★★★★(94点)


■赤字38億円からV字回復した
 松井社長からの報告です。


 会社を変えるためには、
 現場が変わらなければなりません。


 現場を変えるための道具が、
 マニュアルなのです。


・MUJIGRAMも業務基準書も、
 目的は「業務を標準化する」ことです。・・・
 店長が思い思いに店をつくり、スタッフの指導も
 していたので、店ごとにバラつきがありました(p69)


■それまでの無印良品は、
 ノウハウは個人伝承に任されていました。


 お店のディスプレーは担当者まかせ。

 商品の開発、発注も担当者まかせ。

 担当者しだいで現場が変わっていったのです。


 その結果が、大量の売れない商品の在庫となり、
 赤字となってしまったのです。


・新商品を投入して三週間後に販売動向を確認し、
 計画の30%売れていれば増産し、そうでなければ
 デザインを変更して素材を使いきるようにした(p62)


■ノウハウを共有化する。

 だれでもできるようにする。


 これから日本企業にとって強化していくべき点を
 具体的に示した良書だと思いました。


 私も仕事でマニュアルを見直していきます。


 松井さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「こうしたほうが、いいのに」を集める・・・
 「それぐらい、口でいえばわかるのでは?」と
 思われるようなことまで明文化する。(p24)


・店の"顔"となるディスプレイ・・
 それこそ「センスや経験を問われる作業」に思えますが、
 無印良品ではこれもマニュアル化しています(p16)


・当時のスローガンは
 「実行95パーセント、計画5パーセント
 社内で激しく議論を戦わせただけで、
 仕事をした気になっていませんか?(p34)


・大企業病に陥ると、現場とリーダーの意識が乖離していきます。
 それを埋めるには、リーダーが現場に出向いて
 スタッフの声を聞くしかありません。(p48)


・「どう教えるか」を明文化した・・・
 どこの店のどのスタッフにも同じ知識とスキルを
 身につけてもらうために、「教えるためのテキスト」が
 指導者には必要なのです(p105)


・提案書のハンコは「三つまで」・・・
 無印良品においても、かつて七つから八つのハンコが
 必要な時代がありました。(p124)


・「会議では必ずデッドラインを決定するところまでやる
 「会議のための資料作成に時間をかけない」(p129)


・私が社長になってから、
 主要幹部は三年間固定することにしました(p140)


・新規出店のような大型の案件でも、
 提案書はA4一枚です(p190)


・その案件に対して影響力のある役員などへの根回しは、
 とくに重視され、事前に案件を内諾してもらうように
 働きかけていました。
 こういう風潮は官僚主義の最たるものです(p195)


【私の評価】★★★★★(94点)

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■目次

はじめに
序章なぜ無印良品には"2000ページのマニュアル"があるのか
1章売上とモチベーションが「V字回復する」仕組み
2章決まったことを、決まったとおり、キチンとやる
3章会社を強くするための「シンプルで、簡単なこと」
4章この仕組みで「生産性を3倍にできる」
5章自分の仕事を「仕組み化する力」をつくろう
おわりに


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