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「偽装国家―日本を覆う利権談合共産主義」勝谷 誠彦

2010/05/16公開 更新
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偽装国家―日本を覆う利権談合共産主義 (扶桑社新書)


要約と感想レビュー


【私の評価】★★★☆☆(71点)

 不景気、年金問題、マスコミ、天下り、弱腰外交・・・どうも最近、日本の元気がないようです。TVタックルでおなじみの勝谷さんが、テレビでは言えないことを言っちゃう一冊です。


 まず、やはり経済の成長しない状況で、お役人への不満は大きいようです。特に、年金問題、グリーンピア、無駄な公共事業などいくら借金でお金を使っても公務員なら給料は変わりませんので。


・岐阜県の徳山ダムは、当初の見込みでは300億円で造れる予定だったのが、最終的には3000億円・・・田中康夫さんが長野県知事に就任した当初、県の農政部長が「公共事業というのは、小さく生んで大きく育てるんですよ」と言っていたそうです(p159)


 否定的な内容が続いて疲れてしまいましたが、まず自分がしっかりしていかなければ、ならないのでしょう。それでも日本は良い国です。勝谷さん、よい本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・大阪市の1000万円もらっているバスの運転手(p18)


・長崎県の対馬に行ってきました・・・アワビやサザエの密漁です・・・『TVタックル』でも取り上げてもらいました。すると、韓国大使館からテレビ朝日に抗議があった・・・今後、対馬のことを領土問題として扱わないと約束してほしいと。もしそれを破ったら、次は本国政府から抗議が行きますよ、と。これ恫喝でしょう。(p124)


・教育の悪平等・・・私は灘中・灘高だったのですが・・・世界史の教科書なんて3日あれば読めます。読んでしまったあとは、中公文庫の世界の歴史全16巻、日本の歴史全26巻読んだりしているわけです(p65)



【私の評価】★★★☆☆(71点)


目次

第1章 建前が綻び始めた「偽装国家ニッポン」
第2章 相次ぐ「偽装事件」の発覚
第3章 「利権談合共産主義」の末期的症状
第4章 隠蔽とごまかしで危機的状態にある安全保障
第5章 「偽装国家」から「実質国家」へ



著者経歴

 勝谷 誠彦(かつや まさひこ)・・・1960年生まれ、2018年没。コラムニスト、写真家。雑誌記者としてフィリピン動乱、湾岸戦争を取材。テレビ番組のコメンテーターなどで活躍。
 

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