■先日の、女子プロゴルフツアー最終戦リコーカップでは、
あの精密機械のような不動裕理が、1.5メートルを
2パットして、優勝を逃しました。
「へー、あの不動でも緊張するんだ・・・」
と思いましたが、ちょうどこの本を読んでいたので、
ご紹介します。
この本は、プロがどのように考えているのかを
教えてくれる一冊です。
■まず、同じリズムと動作で
プレーをすることが大切です。
大リーグのイチローが打席に入る前にやっている
動作のようなものですね。
・準備動作を、「いつも同じ順序で、同じリズムで実行すること」
が確率の高いショットにつながることは実験でも
確かめられている。(p59)
■そして、自分独自の肯定的な
セルフトークを持つことが大切です。
特にうまくいかなかったとき、
どう気持ちを切り替えれば、その影響を
次に残らないか知っておく必要があるのです。
・青木功プロの若いときの口癖だった「しゃんめー(仕方がないだろう)」
は、自分を罰しない「代替思考」の傑作だったのではないだろうか。
(p92)
■スウィングについては、アマチュアは、
グリップやトップや、フェースの開きや、
足の動きなどいろいろな点を気にしている人が
多いようです。
しかし、プロは、スウィングは最初だけチェックして、
あとはイメージで打っているようです。
・「トップができたら、あとはボールをしっかり打つ」・・・
ゲーリー・プレーヤーも、「バックスイングの最初の30センチが
うまく引けたら、あとは打つことだけしか考えない」と書いていた。
(p110)
■それ以外にも、ボールを打ったところに目線を残すなど
技術的な紹介もありますが、
やはり、心理的なところから工夫してみることで、
短期間に効果が実感できるのではないでしょうか。
ゴルフだけでなく、あらゆるスポーツに適用できる
うまくやるコツが入っている本だと思いましたので、
★4つとしました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・アイカメラを使って、プロとアマチュアの
パッティングのときの目の焦点を調べたことがあった。
プロの目線は、ボールを打った後でもボールのあった
位置に残されていた(p32)
・セルフトークは単純な肯定文のほうがよいとされている。
「このパットをしっかり打つ」とか「カップの右から入れる」
というような言葉遣いがよいと考えられている。(p101)
・上級者は「これから打とうとするボールの着地点」
に注意を向けるが、初心者は「入れてはいけない池やブッシュ」
に注意を向ける。(p117)
・クラブヘッドの重さを感じとる(p183)
▼引用は、この本からです。
幻冬舎
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やや難解
タイトルの内容は一章だけ。軽い読み物としては、少し読みにくい本。
なるほど。【私の評価】★★★★☆(82点)
■著者紹介・・・市村 操一(いちむら そういち)
1939年生まれ。教育学博士。
筑波大学名誉教授。東京成徳大学臨床心理学科教授。
元日本オリンピック委員会スポーツカウンセラー。
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■関連書評■
a. 「ゾーン メンタルトレーニング」スティーブ・ウィリアムズ
【私の評価】★★★★★
b. 「新インナーゲーム」ティモシー ガルウェイ
【私の評価】★★★★★
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