「ものは言いようで腹が立つ」柴田 謙介

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ものは言いようで腹が立つ―どうにも失礼な日本語

【私の評価】★★★★★(90点)


●1日30万円のコンサルタントと
 会議に参加する機会がありました。


 そのコンサルタントの内容自体は
 たいしたことはなかったのですが、
 驚いたのはそのコンサルタントの受け答えです。


 こちらは素人ですから、
 少なからずトンチンカンな質問を
 する人もいるわけです。


 そうした人にも、
 バカにするような素振りは見せず、


 「そういうこともあるでしょうね」と受けて、
 話を続けるなかで、
 でもやっぱりこうですよね、と
 自分の話の方向に持っていくわけです。


●そこで、トンチンカンな質問をした人は、
 自分が間違っていたことに気づくのですが、


 「それはちがいますよ」


 と言わずに、相手に気づかせるテクニックに、
 私は驚愕しました。


 ・意見交換の場では、相手に何を言われても、
  いったんは受けとめることが大切だ。
  「そんなことはない」と一方的に相手の言葉を否定するのは、
  言葉につまった子供の言い訳のように聞こえて、
  場をシラけさせるだけだ。
  それよりは、「なるほど」「たしかにそうですね」・・・(p18)


●「○○さんは、いらっしゃいますか?」と言われて、
 「○○さんは、いらっしゃいません」と
 受け答えするOLは問題外。


 ちょっとした言い方で、
 仕事の結果が変わってくることがあります。


 ・うちの会社においでになったのは、はじめてでいらっしゃいますか?
  ・・・弊社にお越しになったのは、はじめてでいらっしゃいますか?
  と言えば、上品かつ洗練された言い回しになる。(p141)


●この本は、こうした間違いやすい日本語を
 具体例を挙げて教えてくれる
 【話し方の辞書】ともいえるものです。


 私の読んだこの手の本の中で、
 具体的でもっとも分かりやすく、
 社会人として繰り返し読むべき一冊です。


 ★5つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・子供に何かうながすときは、自分がそう言われたとき、
  素直に聞けるかどうかを考えて言葉を選ぶことだ。
  たとえば、「今日は宿題もあるし、これを見終わったら
  テレビは終わりにしようね
」と言えば、子供は
  素直に聞くことだろう。(p40)


 ・それほど急ぎでない用事を頼むとき、つい口にしがちな言葉が、
  「暇なときでいいから、やっといてくれる?」というものだ。
  だが、これでは、頼まれたほうも困ってしまう。・・・
  頼むときは、「○○まで」と、期限をはっきり決めることが重要だ。(p49)


 ・上司や先輩に相談事があるとき、
  いきなり「課長、いまいいですか?」
  とか「先輩、ちょっといいですか?」と聞く人がいる。・・・
  「お仕事中、失礼します」とひと言断るのが、常識だ。(p54)


▼引用は、この本からです。

ものは言いようで腹が立つ―どうにも失礼な日本語
柴田 謙介
サンマーク出版
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【私の評価】★★★★★(90点)


■著者紹介・・・柴田 謙介

 1956年生まれ。大学卒業後、全国紙記者、出版社勤務を経て、
 1988年に独立。現在、出版プロダクション社長。
 現代の日本語について研究を続けている。


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