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「韓国人につけるクスリ ―韓国・自覚症状なしのウリナライズムの病理」中岡 龍馬

2006/04/04公開 更新
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韓国人につけるクスリ ―韓国・自覚症状なしのウリナライズムの病理


【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー

 去年から韓国関係のブログが人気ですが、人気ブログ「今だからこそ・・・韓国斬り!!」を書籍化した一冊です。※このブログは現在、本人が身の危険を感じ、 閉鎖されているようです。


 著者の伝えたいことは、日本は日韓友好などと本気で信じていますが、韓国ではまったく浸透していないという事実です。韓国は日本を利用するところは利用して、もらえる金はもらうという考え方なのです。


・さて今年は、どこかのバカ政府同士の間抜けな考案で心にもない「日韓友好2005年」なぞ銘打って色々やっている・・・韓国はハナから日本と友好を深めようなんてことを本気で考えていないことは、国民や韓国メディアを見れば一目瞭然である。(p33)


 さらに、竹島問題などについて、冷静に解決しましょうなどという日本の対応は、朝鮮民族にとっては逆効果であるとさえ主張しています。なぜなら、論争慣れしている朝鮮の人にとって日本の対応は、「無視」に見えるからです。


 実際、日本側は無視しているのですが、韓国側はとにかく自分の側が上なのだ、という態度で接してきます。自分に負い目があっても、おくびにも出さす相手が悪いと大声で叫ぶのが韓国流なのです。


・日本政府は今回の(竹島)問題を「無視」して対処しようとしているのだろうか。・・・だとすれば日本政府は朝鮮民族をまるで理解していない。朝鮮民族はその激しい国民性のために、闘争や論争には慣れているが、無視には慣れていないのだ。「返答がない=無視」となり、「無視=ウリナラミンジョク(我が国の民)をバカにしている=プライドを傷つけられた」となり、「プライドを傷つけられた=下に見られた」となるわけだ。(p53)


 このように、日本には強硬姿勢の韓国も、一転、中国に対しては、中国を刺激しないようにしている事実があります。日本には何をやっても、日本は怒らないし、妥協だえする。一方、中国を怒らせたら怖いということを韓国は、歴史的によく知っているのです。


 著者は、「日本は、完全になめられている」と断定しています。歴史的にも日本は御しやすく、どうとでもなると考えているわけです。まだまだ騙せる日本人、と思っているのでしょう。


・私:「なぜ韓国は日本には強硬姿勢で徹底抗戦するのに、中国に関してはそうでもないのですか」生徒:「中国とは昔から友好関係を結んでいたし、独島と高句麗問題もまた別です。・・・韓国が口を出せば、北朝鮮と中国の両方を触発することになるためうかつなことは言えません。」(p22)


 私個人の経験では、10回程度、韓国のアシアナ航空を利用しましたが、飛行機内のテレビで竹島問題については、繰り返し報道されていましたので、推して知るべきでしょう。


 私の唯一の韓国の友人は、とても良い人なので、違和感がありますが、韓国について、そういう面もあることを学べる一冊ということで、★3つとしました。


この本で私が共感した名言

・愛国無罪とは、「自国の愛国運動行為ならばどんな行為も許されるという思想」なのだが、韓国には少なからずこれがある。例えば、サッカーの応援。(p10)


・つい先日、高野紀元・駐韓日本大使が「竹島は日本の領土」と述べ、かなり大きな問題になっている。・・・彼氏は日本人が地下鉄で堂々と日本語を話している姿に違和感を覚えたそうだ。「あの二人、死にたいのかな?」と私の生徒に言ったそうである。(p21)


・韓国や韓国人にとって、日本や日本人という存在は、「経済的事情がなければ、邪魔な存在以外の何物でもない」と考える人が、特に今年に入っての竹島問題以降、確実に増えたことだろう(p262)


韓国人につけるクスリ ―韓国・自覚症状なしのウリナライズムの病理


【私の評価】★★★☆☆(79点)



目次

韓国の駐車事情(2005年02月26日)
3・1節 韓国では(2005年03月01日)
恋愛感情すらコントロールする韓国(2005年03月03日)
色々配達韓国、女も(2005年03月05日)
恨日教育(2005年03月08日)
韓国ドラマを眺めて思う(2005年03月10日)
韓国のメディアに思う(2005年03月13日)
韓国での同棲という意味(2005年03月14日)
高校教師の副収入?(2005年03月15日)
どっちが異常?(2005年03月17日)


著者経歴

 中岡 龍馬・・・北米での留学経験を経て、2004年から1年間、日本語教師を務める。韓国事情を書いたブログ「今だからこそ・・・韓国斬り!!」が約7ヶ月で200万アクセスを達成。


読んでいただきありがとうございました!

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