佼成出版社 (1997/01)

泣けた、笑えた、いっき最後まで読んでしまった^^;
『「福の神になった少年」by丘修三』にありがとさんきゅっ♪v(*'-^*)^☆
■純愛ブームの次にくるものは…
●仙台の町を歩いていると、だいたいの商店には少年の写真が飾ってあり
ます。そのニターッと笑った粗末な少年が仙台四郎です。
●四郎は、明治初期に仙台の町に生きた実在の人物です。単に知恵の
遅れた子どもだったようで、四郎バカ、しろばかと呼ばれていました。
●しかし、知恵遅れの四郎の周りに不思議なことが起こります。興味本位
でお店の前をほうきではいたり、水をまいたりしているうちに、四郎を
歓迎してくれる店は繁盛し、そうでない店は潰れていくのです。
・このしろばかがよくいく店はよ、みんな繁盛してるでねえの。
(p47)
●四郎には知恵はありませんでしたが、素直な心がありました。雰囲気の
よい店と悪い店がわかったのでしょう。
・四郎は自分をかんげいしてくれる店とそうでない店を、直感的に
見分けるようになった。(p21)
●この素直な心というものは、だれでも持っているものです。ただ、
成功とか幸せとかを考える頭のなかの自分がその存在を見えない
ようにしているだけなのです。
●この本を読んでいて、相田みつをの言葉を思い出しました。
花には人間のような
かけひきがないからいい
ただ咲いて
ただ散って
ゆくからいい
ただになれない
人間のわたし
(「こころの暦(ミニサイズ)ひとりしづか」相田みつを美術館)
●仙台四郎を通じて、素直な心、そして四郎の生きた明治という時代
を考えることができました。深く考えさせてくれる一冊です!
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・戦いに負けた会津藩は豊かな会津盆地を取り上げられ、当時は人も
住めるところではなかった青森の下北半島に、藩をあげて移住させ
られた。(p133)
「福の神になった少年」丘修三、佼成出版社(1997/01)¥1,835
(評価:★★★★★)90点
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