築地書館 (2004/07)
売り上げランキング: 333,710

大人の責任を自覚させてくれる本です。(評価:★☆☆☆☆:人によっては価値を見い出すかもしれません。)
●私がこの本を手に取ったのは、先週の英会話クラスで、イギリス人の先生が
「どうして、日本ではゴミを燃やすのか」と不思議そうに質問したのに、
うまく回答できなかったからです。
●調べてみると、海外ではダイオキシンを発生させるごみ焼却炉は作ること
自体難しいようです。言い換えれば、日本では規制がゆるいので作ること
ができるということでもあります。世界のごみ焼却炉の7割が日本にある
そうです。
・ごみ焼却が、非常に危険で汚く、非衛生的な処理方法であることは、
焼却炉の周辺住民にさまざまな健康被害が多いという事実がよく
物語っています。(p13)
●最近では、ニュースステーションで所沢の野菜について誤解をまねく
ような報道をして問題になりましたね。
●日本ではダイオキシンの規制強化に伴い、ごみ焼却炉の更新が計画されて
いるようですが、著者の意見は、ごみ焼却炉がダイオキシンを作り、拡散
させることに変わりはないので、ごみ焼却炉の存在自体反対というもの
です。
・海外先進国ではごみの埋立て処理が主流です。しかし埋め立てもまた
非常に危険なことが、過去数十年にわたる多くの研究で明らかに
されてきました。(p29)
●この本の残念なところは、あまりにデータが定量的でなく、断片的で
客観的な議論になっていないことです。また、解決策として、燃やさない、
埋め立てない、つまりリサイクルを推進するとしていますが、突然、
リサイクルが完璧になるはずもなく、解決への実現可能な提案とは
思えません。
●ただ、ゴミを燃やすとダイオキシンが発生して、煙突から拡散されている、
という事実は理解しておきたいものです。
「ごみを燃やす社会」山本節子、築地書館(2004/07)¥2,520
(評価:★☆☆☆☆:人によっては価値を見い出すかもしれません。)
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