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婚活のプロは何を教えているのか?「仕事のパフォーマンスを最大化する 戦略としての家庭マネジメント」藏本雄一

2023/02/25公開 更新
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「仕事のパフォーマンスを最大化する 戦略としての家庭マネジメント」藏本雄一


【私の評価】★★★☆☆(77点)


要約と感想レビュー

この本の「戦略」とは、家庭を大切にすることで、仕事でも人生でも成功することを目指すものです。つまり、あなたと家族との関係が良くなれば、あなたが安心できる空間ができ、あなたを信じて励ましてくれる人がいることで、あなたの能力を発揮できる環境が作られるのです。


実際、独身よりも夫婦の共同生活は、上手くいけば金銭的にも豊かになり、子孫を残すことができるだけでなく、豊かで充実した生活をおくる可能性を高めてくれるのです。男性は自分のために努力するよりも、家族のために努力するとき力を発揮するのです。


・多くの男性は、自分のためだけに努力をするのには限界があります(p27)


夫婦の共同生活をうまくやっていくためにまず必要なのは、お互いの価値観を共有し、共通の目標を作ることです。なぜなら、男性と女性は価値観が違うからです。


この本で面白いのは、男性マンガと女性マンガを比較して男性が求めている価値観と、女性が求めている価値観を比較しているところでしょう。例えば、男性マンガでは主人公が修行を乗り越え、レベルアップして強敵を倒すというシナリオが多いのですが、女性マンガでは、試練を乗り越えるより誰かが救ってくれるパターンが多いのです。また、一番の屈辱は、男性マンガではライバルに負けることですが、女性マンガでは1人ぼっちで孤立することなのです。


このように男性と女性とでは価値観がまったく違うので、お互いに何が幸せなのか、家族にとって何が幸せかを話し合って、お互いを理解することが必要なのです。話し合いにおいても、女性に対しては、いきなりアドバイスや命令をするのではなく、共感を示し、相手の良いところを伝え、今度、○○しようと提案することが大事なのです。


・あなたの正論をパートナーに押し付けない(p96)


家族との関係をよくするためには、家族との時間を増やすことも必要になります。子どもができたら、妻の負担が大きく増えるので、夫としても残業をしないで早く家に帰り、家事を手伝うことも必要でしょう。その一方で、短い時間で仕事で成果を出して、経済的にマイナスにならないようにもしなくてはならないのです。


仕事と家庭の両立とは難しい課題ですが、まず良い家庭を作ることから、良い仕事が生まれるということなのでしょう。そして、仮に仕事でうまくいかなくても、家庭という安心できる場があれば、どんな試練にも耐えることができると思うのです。家庭の大切さを教えてくれる一冊でした。藏本さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・社会人になって・・・一番大事なことは、「時間を作る能力」だ(p81)


・生産性の高いチームの特徴・・・「心理安全性」が高い・・「信頼性」が高い・・「構造」が「明瞭」・・仕事に「意味」を見出している・・社会に対して「影響」をもたらすと考えていること(p18)


・毎日6時間勤務・・・本当に子供との時間を両立させることを考えると、このくらいの時間配分になります(p66)


▼引用は、この本からです
「仕事のパフォーマンスを最大化する 戦略としての家庭マネジメント」藏本雄一
藏本 雄一、ぱる出版


【私の評価】★★★☆☆(77点)


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目次

戦略1 家庭を円満に保つメリットを知る
戦略2 仕事と家庭の時間管理術を身につける
戦略3 家族を運営してチーム運営術を身につける
戦略4 幸せを模索してリスク管理術を身につける
戦略5 女性心理とコミュニケーションをマスターする



著者経歴

藏本 雄一(くらもと ゆういち)・・・一般社団法人HARMONIES 代表理事/ベストパートナー引き寄せコーチ 。1982年生まれ。兵庫県出身。関西学院大学総合政策学部卒業。会社員を経て起業するも、 結婚当初の29歳は年商100万円に借金生活。 婚活コーチングとコーチ養成講座で年商7000万円・累計2億円突破。個人コンサルは3000回以上、講座生は1200名以上にのぼる。仕事を通じて、女性心理への理解も深まり、 現在は、新しい時代のリーダー養成や組織コンサルティングも提供。また、YouTube登録者数1万名、メールマガジン18000名に情報を配信している。


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