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「祖父から孫への手紙: 「だましの時代」を生き抜く道標」竹田眞也

2022/09/10公開 更新
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「祖父から孫への手紙: 「だましの時代」を生き抜く道標」竹田眞也


【私の評価】★★★☆☆(77点)


要約と感想レビュー

 元広告代理店マーケッターが伝える人生を生き抜くための知恵です。著者が自分の孫へ伝えたいのは、自分のアイデンティティ(幹)を持つこと、そして楽な奴隷ではなく、厳しい自由人として生きることです。


 自分のアイデンティティ(幹)を持つこととは何かと言えば、日本国と自分の家系を知ることです。著者が提案するのは、墓参りをする、戸籍を調べて家系図を作る、家訓を作るといったものです。自分の祖先がどういった人生を送ったのかを知ることで、今の人生を生きる勇気が出てくるはずです。


・わが家の「家訓」を作ろう・・・家訓には「繁栄の法則」があります(p60)


 次に、「楽な奴隷ではなく、厳しい自由人として生きる」とは何かといえば、ただ時代や環境にに流されて惰性で生きないということです。今の日本国は、世界三位のGDPを持ち、安全で自由な国家です。もちろん平均賃金が30年間上がっていないとか、結婚できない人が増えているという不安材料はありますが、日本が良い国であることは間違いないのです。


 これは私たちの祖先、そして今、現役の日本人が頑張ってきたことの結果なのです。そして今後の日本を作っていくのも、今、現役である日本人しだいなのです。著者は、「楽な奴隷ではなく、厳しい自由人として生きる」ことで日本国を発展させてほしいと考えているのです。


・人生で後悔していること・・チャレンジしなかったこと(p154)


 世界には「楽な奴隷」の国と、「厳しい自由人」の国があります。同じように個人であっても、「楽な奴隷」のように生きることもできれば、「厳しい自由人」となることもできるのでしょう。一般的に祖父は苦労する、父親は金持ちになる、子どもは身上をつぶすとも言われます。戦後の人が苦労して、バブルで金持ちになり、バブル崩壊で身上をつぶすことにならないでほしいという著者の警告と理解しました。


 人が国を興し、人が国をつぶすのです。私たちの行動が日本国の未来を形作るということを知るべきなのでしょう。竹田さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・人生にリハーサルはない、できる限り準備すべし(p176)


・体調を壊して入院・・・「これは休息しろということなんだろうな」・・・リストラに遭ったり・・「自分はこの会社に合わなかっただけ・・(p116)


・お墓参りをすると家が栄える・・・いつも良い報告ができるようにと、精進することにつながります(p34)


・戸籍を調べれば100年前の先祖の暮らしがわかる(p36)


・料亭のおかみで店を大きくするのは、・・・仲居上がり、女中頭上がりだ。芸者や板場を立て、見事に大きくする。苦労を知っているから、目配りが利く(p103)


・台湾・・・日本軍に替わって国民党の軍隊が街を守ってくれると思っていたところ、軍隊はいきなり建物を壊し、略奪を行い、女性に乱暴し、暴虐の限りを尽くした(p40)


▼引用は、この本からです
「祖父から孫への手紙: 「だましの時代」を生き抜く道標」竹田眞也
竹田眞也、合同出版


【私の評価】★★★☆☆(77点)


目次

第1部 自分のアイデンティティーを持つ―「知恵の樹」の根
第2部 楽な奴隷ではなく厳しい自由人として生きる―「知恵の樹」の幹
第3部 未来を見通す力を養う―「知恵の樹」の枝



著者紹介

 竹田眞也(たけだ しんや)・・・マーケティングアドバイザー。1949年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒業。広告代理店に40年間務める。企画責任者として、変化する社会構造に対応する「販売組織作り」、マーケティング技術を駆使した「需要の創造」を数多く行う。


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