「すべての女性を幸せにするネイルサロン 開業・集客の方法」松岡華子
2020/06/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
ネイルの楽しさを知る
著者は、自宅サロンから始めて現在はネイルサロンを18店舗、ネイルスクールを4校経営しています。
著者もはじめは、顧客としてネイルを知り、ネイルの楽しさを知りました。その後、ネイルスクールで技術を学び、高級ネイルサロンに就職。結婚して専業主婦となるものの、ネイル愛からアルバイトをしながら固定客を獲得。独立へつながるのです。
「開業」を考えている人なら、お客様から指名をもらえるように、自分のファンを増やす努力をしましょう(p32)
ネイリストとは接客業
なるほどと思うのは、ネイリストとは技術職ではなく接客業であると断言しているところでしょう。だから、ネイリストの採用では、ネイルの技術も大事ですが、それよりも「社交的で明るいかどうか」を重視しているという。
著者は人との会話が好き。お客様とも仲良くなるし、従業員とも仲良くなる。人が集まってくるからお金も集まってくるのです。起業するなら、お客様も従業員も自分のファンにするくらいの人間力が必要なのだと感じました。
ネイリストは、技術職というよりは接客業です。ネイルの技術だけでなく、マナーや会話術、柔軟な対応力など、接客も大切です(p29)
明るさが人を惹きつける
会社が大きくなったのも、子どもの出産、育児をしながら経営を続けられたのも、著者がネイルと接客が好きだからだと思いました。好きだからどんなに苦しくても笑顔で続けられるのです。
その明るさが、さらに人を惹きつける力なのです。松岡さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・あなたが開業する「目的」は、どんなことでしょう?・・・「自分の好きなときに仕事をして、自由に休みを取って、旅行や趣味も楽しみたい」・・・「自分の好きなデザインで、自分の世界観で自由にネイルをしたい」(p38)
・女性が働くことを継続できるかの岐路に立つのは、「結婚」「出産」「子育て」の時期です・・・周囲の協力と理解がなくては乗り切ることができません(p55)
・「お客様をお姫さまにするお店」なので、店名を「ティアラ」にしました。お姫様が頭につけるキラキラしたティアラのイメージです(p69)
・チラシは、街頭で手渡ししたり、近所にポスティングしたり、新聞折り込みに入れたり・・・ちなみに、新聞折り込みの購読者はご年配の方々が多いので、若い人のみをターゲットにしている場合は思ったより効果が薄い可能性もあります・・地域のフリーペーパー・・結果的には一番効果がありました(p117)
・困ったときに指針になるのは、小手先の方法論ではなく、根本的な気持ちの持ち方だと私は思っています。スタッフがそんな私の想いや理念に共感してくれて、サポートしてくれたからこそ、ティアラはここまで展開してこれました(p120)
・「こんな事業をやってみませんか?」というお誘い・・「絶対に儲かると思いますよ」・・・私にはまったく響きません・・私の判断基準は明確です。「自分が楽しいかどうか」「スタッフやお客様が喜ぶかどうか」(p183)
【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
第1章 「開業できるネイリスト」になろう
第2章 あなたに合った開業スタイルでスタート!
第3章 ティアラ1号店はこんなふうに開業しました!
第4章 サロンを開業するためのHOW TO
第5章 予約が埋まるサロンになろう
第6章 サロンが発展していく「女性スタッフの育て方」
第7章 多店舗展開への道
著者経歴
松岡華子(まつおか はなこ)・・・株式会社ティアラグレイス 代表取締役社長。2004年、当時娘が3歳の時に、ネイルサロン1店舗目を1人でオープンし、スクールも開校。「スクールの卒業生が働けるサロンを」という思いから店舗展開をスタートさせる。現在、ネイル&アイラッシュサロン「ティアラリュクス」18店舗、ネイルスクール4校を経営。従業員数97名(全員女性)に上り、その店舗展開の手腕とスタッフ管理・教育能力が注目されている。独立開業を目指す方の支援セミナーも開催。現在、一般社団法人「神奈川ニュービジネス協議会」の理事を務める。
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