「フリーバード 自由と孤独」谷口 浩

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フリーバード 自由と孤独 (単行本)

【私の評価】★★★★★(94点)


■著者は、上海の大学を中退して、
 香港の不動産会社に就職するも
 タイで不良外国人とプータロー生活。


 金がなくなり、
 父親の建設会社に入社するも
 1200CCのバイクで家出。


 そこで中国上海から技術者を
 研修目的で来日させる会社を立ち上げ、
 数億円の売り上げで調子に乗ります。


・外国人技術者の研修というと本当は教育目的の仕組みですが、中国上海市の国営企業からの技術研修という建前で、人材不足の日本のカーテン製造業を立て直すというのが真の目的です(p186)


■そうしたときに
 スピード違反で運転免許
 一発停止。


 そこで裏技で国際免許証を取って
 車を運転しようとフィジーに
 渡ります。


 するとフィジーはとても良い国で
 それまで眉間にシワがよっていたのに
 フィジーでは笑顔でいられたのです。


 そこでフィジーへの留学ビジネスを
 立ち上げたのです。


・たった1週間しかいなかったフィジーで、僕は毎日ずーっと笑っていたのです・・・そのとき僕の心の中に、フィジーという誰にでも馴れ馴れしい人々が暮らす国に住んでみたいという気持ちが湧いてきたのです(p63)


■さらにそこから荒れたフィジーの
 国立高校の建て直しに取り組みます。


 金がないなら、留学生を受け入れて
 その留学資金で無料の高校に
 してしまおうというアイデアを
 実現してしまうのです。


 アイデアと行動力がすごい!
 と思いました。
 そしてフィジーに行ってみたい。


 谷口さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・フィジーという物価の安い国に学校がある・・学生寮は1泊300円なので、12カ月滞在しても10万円。そこに授業料や入学金を足しても87万円で1年間語学留学することができます(p7)


・日本から来た高校生たちが、僕の高校で人生観が根底から変わるのを見るのは爽快感すら感じます(p122)


・韓国人学生にはインド系家庭のホストファミリーをアレンジしていたのですが、ものすごくトラブルが多かった・・・どちらも自己主張が強いことでした・・・韓国人学生には学生寮か、協調性の高いフィジー系家庭をアレンジするようになり、トラブル激減しました(p81)


・親戚や友達がお金を借りにくれば、自分の持っているお金のすべてでも差し出すし、反対に借りようと思えば、いくらでも近所で借りることができます。みんなで助け合っているので、保険に加入する必要もないし、将来を不安視することもありません(p82)


・「社員を休職させて、フィジーに留学させて、景気回復を待つ」というアイデアは、僕らの会社だけのものにしておくのはもったいないのでは?・・・(p96)


・株主さんとも会社売却の件で何度もぶつかって、結局、相手の持っている株式を全株、僕が彼らの言い値で買い取るとこになりました・・その株主さんの派閥だった役員たちは、僕と対立して会社を去っていきました。「ピンチはチャンス」という言葉も、彼らの心には響かなかったのです(p97)


・僕の高校を卒業すると、英語圏の大学に進学する際、通常日本人学生に義務付けられているTOEICやIELTSの成績提出が免除になる大学も多いし、何より!日本の大学に進学する際に、「帰国子女枠特別試験」や「AO特別試験」で入学試験を特別枠で受験できるようになるのです(p124)


・フィジーという国はとても治安の良い国で、アメリカとは比べものになりません。なのに、留学のための海外旅行保険の保険料は、治安の良い国でも戦争が勃発しているような国でも、まったく同額・・「そうだ!フィジーに保険会社を作ろう!」(p211)


・僕はタガバが言っていたように「自分は十分に満たされて幸せだから、誰かを助けたかったら、そうじゃない人を助ける」ことにしたのです(p149)


・当時中国ビジネスのコンサルティング組合を自分で経営していた僕は、同級生たちより収入もずっと高く、みんなが羨ましがるような広い家に住み、海外旅行にも何度も行っていました・・鏡に映った今の自分の作り笑いを見ると、なぜか急に不安になりました・・・殺人犯のような顔をしていたのです(p51)


・「悪いことは良いことの前兆、良いことは悪いことの前兆」と考えれば良いのだと思います(p205)


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■目次

スピード違反
初めてのフィジー
ピンチはチャンス!
スクール☆ウォーズ
FBI対CIA
聖人・善人・俗人―タガバ・コナテとセント・アガタ
ノー家出・ノーライフ
「何ができるんだ?」を考えろ!
フィジー国籍に!フィジーで国会議員に!
株式上場へのリベンジ
日本人やめました
仕事ってなんだ?



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