「年下上司にイライラしない40の技術」門脇 竜一


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【私の評価】★★★★☆(82点)
■65歳まで働く人が増えたためか
年下上司にイライラする人が
増えているそうです。
その反動で、上司に指示に対して、
「〇〇になったらどうするんですか」
「それをやる意味がわかりません」
などと言ってしまう。
上司から見れば、年上部下が、
問題だけならべているように
見えるわけです。
感情的なものだけに、
対応が難しいですね。
・やたら文句を言ったり、できない理由をならべたり、はたまた言うことを聞くふりをして無視したりするような存在であれば、それは即、マイナスの空気を大量につくってしまいます(p81)
■年上部下は、ちょっとしたことでも
年下上司にイラッと
してしまうらしいのです。
もちろん年下部下の
至らないところが
目につくのはわかります。
そんな至らない上司から、
指示を受ける状況に
耐えられない。
上司の足りないところを
指摘して直してあげようと
思う気持ちもよくわかりますが、
年長者のあなたが反上司となれば
職場から上司は孤立しています。
・なぜ、あなたは上司に対してイラッとしてしまうのでしょうか。・・上司のモデルともいうべき、あるべき言動や行動を設定しているのです・・そこを超えてしまうと俄然、許せなくなります(p119)
■優秀な部下とは、
上司の足りないところを支えて、
サポートしてあげる人です。
上司が間違っていることを証明し、
自分の優秀さを示したいのは
分かります。
最終的に責任を取るのは上司であり、
責任ある上司は、こうした部下を
協調性のない人として
評価するしかなくなります。
お互いにとって不幸ですね。
門脇さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・あなたの上司は、あなたのやったことのすべての、そして最終の責任を取ります。ここでも年上、年下の年齢の鎧は脱ぎ捨ててください(p129)
・質問を浴びせて、右往左往させるのが大好き・・『じゃあ、どうしたらいいのですか?』と、こちらが逆に問いかけると、『それを考えるのが、そちらの仕事でしょ』(p137)
・状況を確認しても、『この仕事は、よくわかっていますから、チームリーダー(私のこと)は安心しといてください』と言うんです。こちらは、安心できないから訊いているんですけどね(苦笑)(p140)
・「・・もう少し、報告を細かくいただけるとありがたいのですが」いかがでしょう?素直にあなたは「はい。わかりました」と言えるでしょうか(p98)
・プロ野球の選手なら首脳陣批判を公然とした場合は、罰金と聞いたことがあります。陰で毒ガスを吐いてはいけません・・ただでさえ上司より年上ということで、まわりには影響力があるのです(p145)
・知らないことは、ちゃんと教えてもらう・・「年上が年下に聞いたら恥ずかしい」などというような感情が入り混じると、教えてもらおうという行動に至らなくなってしまいます(p115)
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【私の評価】★★★★☆(82点)
■目次
序章 その時は誰にも訪れる
序-1 「えっ、あいつが俺の上司だって! 」
序-2 上下逆転の人事異動発令は珍しくなくなる
第1章 現実を受け入れ、自分の気持ちを見つめてみよう
第2章 年上部下としての働き方
第3章 年下上司とのコミュニケーション
第4章 ケーススタディ 困った年上部下にならないために
第5章 これからもモチベーションを保ちながら働くために
読んでいただきありがとうございました!
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