「NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法」ガイ・ウィンチ
2017/03/21公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■体の傷には消毒が必要なように、
心の傷にも手当てが必要です。
この本では、欧米人らしく
科学的に実証された
心の傷を手当てする方法を
体系的にまとめています。
失恋、いじめ、孤独、
喪失、トラウマ、罪悪感・・
欧米人でも心の傷は同じなのですね。
・本書では日常的な「心の傷」を章ごとに
ひとつ取り上げ、それを手当てするための
方法を紹介します。すべて科学的な実験に
よって効果が実証されたやり方です(p24)
■心の傷への手当ては、
やはり考え方が大事になります。
どんなにいやな出来事も、
見方を変えれば自分を成長させて
くれたことがわかる。
今の自分の成功があるのは、
あのときの苦しい経験があったから、
と思えるときが来るのです。
あの憎らしい人でさえ、
自分の成長にはなくてはならない
人だったということです。
・リフレーミングのエクササイズ・・
どんなにいやなできごとからも、
何かを学べるものです。
ただ嘆き悲しむ代わりに、
何が学べるかに注目しましょう(p213)
■当然ですが、
標準的な内容だと思いました。
できれば日本の学校でも
授業の中で心の手当ての方法を
教えてもらいたいものです。
それと、心に傷を与えるのは、
体に傷を与えるのと
同じであるということも。
ウィンチさん、
良い本をありがとうございました。
───────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・悲しみから意味をつかみとる・・
肯定とは、つらいできごとのなかに
少しでもポジティブな面を見つけることです。
たとえば「人生のありがたみに気づいた」・・
などの気づきを得ることができます(p137)
・失敗を前向きに捉えるエクササイズ・・
1 失敗は成功の母である・・
2 失敗は新たなチャンスを
与えてくれる(p240)
・自己肯定感の傷を手当てする方法・・
「自分にはこんな強みがある」という気づきは、
いろいろな場面で心を強くしてくれます(p281)
・いい子を苦しめる裏切りの罪悪感・・
自分を許す・・
自分の責任を受け入れることができたら、
同じ過ちを繰り返さないために行動を改め、
できる範囲で罪ほろぼしをして、
自分を許しましょう(p175)
かんき出版 (2016-09-12)
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■目次
第1章 自分を受け入れてもらえなかったとき
――失恋、いじめ、拒絶体験
第2章 誰ともつながっていないと感じるとき
――孤独
第3章 大切なものを失ったとき
――喪失、トラウマ
第4章 自分が許せなくなったとき
――罪悪感
第5章 悩みが頭から離れないとき
――とらわれ、抑うつ的反芻
第6章 何もうまくいかないとき
――失敗、挫折
第7章 自分が嫌いになってしまったとき
――自信のなさ、自己肯定感の低下
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