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「孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術 」三木 雄信

2017/03/20公開 更新
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孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術


【私の評価】★★★★★(93点)


要約と感想レビュー

 ソフトバンクの元社長室長が教えるソフトバンク流仕事術です。ソフトバンク流を端的に言えば、全ての打ち手を打っていく断トツのスピードがすごい。さらに、その結果を数字で評価して、毎日改善していく試行錯誤がすごいのです。


・ソフトバンク三原則・・
 1 思いついた計画は、可能な限りすべて同時に実行する
 2 1日ごとの目標を決め、結果を毎日チェックして改善する
 3 目標も結果も、数字で管理する(p27)


 新規営業であれば、考えうる実施可能な販売促進をすべてやる。それぞれの効果を測定し、効果の高いものだけ残し、さらに測定していく。数字による結果があるから、正しくマーケットを知り、正しい判断ができるのです。


・「無料カウンセリングに来た人のうち、入会するのは何%か」を割り出し、その数値の変動も確認しました。もし先週は50%だったのに、今週は30%に下がったとしたら、何か原因があるはずです(p79)


 多くの新規事業を成功させてきたソフトバンクと著者の実績に、説得力のある内容でした。大企業では組織として認められにくい方法かもしれませんが、だからこそ大事な内容なのでしょうね。


 三木さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・ソフトバンクは、許容できる範囲のリスクでできるすべてのことを、片っ端からやっているからです(p23)


・考えついた方法はすぐ同時進行で試して、結果を検証する必要があります(p124)


・何となく分析していたことを、厳密に数字で見ていくことで、正確に物事をとらえる(p36)


・「どうして君はこの数字が答えられないんだ!」ある日の役員会議で、孫社長のカミナリが落ちました(p43)


・「ADSL事業に参入して、ますは1年で100万人の顧客を獲得するぞ!」そのために、まずモデムを100万台発注しました。もはや発注してしまったのですから、不退転の決意です。これがゴールです(p94)


・目の前の問題を「見える化」する・・
 1 問題になりそうなことをすべて洗い出す
 2 問題の洗い出しは、関係者全員で行う・・
 3 うまくいかなかった場合の代替案を提示する(p194)


・私は現在、人工知能を活用した新しい事業の準備を進めています・・このジャンルの本を3冊ほど購入し、自分にとって重要だと思うページにふせんを貼っていきました(p220)



【私の評価】★★★★★(93点)


目次

序章 なぜ高速PDCAなら超スピードで仕事が片づくのか?
第1章 高速PDCAを動かす8ステップ
第2章 月間、週間ではなく「毎日」の目標を設定する(高速PDCAの「P」)
第3章 一つひとつではなく、「同時にすべての手段」を試す(高速PDCAの「D」)
第4章 結果は「数字」で厳密に検証する(高速PDCAの「C」)
第5章 「いちばんいい方法」だけを磨き上げる(高速PDCAの「A」)
第6章 「人の力」は借りて、もっと速くなる



著者経歴

 三木雄信(みき たけのぶ)・・・1972年、福岡県生まれ。東京大学経済学部卒業。三菱地所(株)を経てソフトバンク(株)に入社。ソフトバンク社長室長に就任。孫正義氏のもとで、マイクロソフトとのジョイントベンチャーや、ナスダック・ジャパン、日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)買収、およびソフトバンクの通信事業参入のベースとなった、ブロードバンド事業のプロジェクトマネージャーとして活躍。また、一連の事業を通して「高速PDCA」の土台を構築する。2006年に独立後、ラーニング・テクノロジー企業「トライオン株式会社」を設立


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