「プロが教えるはじめてのNLP超入門」芝 健太
2016/04/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
要約と感想レビュー
NLPとは三人の天才セラピストのコミュニケーションの技術を体系化したものです。セラピストは、会話によってクライアントを導きます。NLPでは、凡人でもその真似ができるようにマニュアル化されているのです。
・すべての出来事は、自分のコミュニケーションの取り方や、自らのやり方がもとで形づくられたものにほかならない(p87)
人間関係の最初の一歩は、信頼関係を構築すること。ラポール)そのためには、相手に合わせたり(ペーシング)、自己開示していく。基礎となる信頼関係を作ってから、次の段階に進んでいくのです。
例えば、話すスピードが相手の無意識に与える影響には大きなものがあります。話のスピードを相手に合わせるペーシングは、基本的な会話の基本テクニックといえるのでしょう。
・誰かと信頼関係を築くうえでは、5つのレベルがあります・・
1相手のダンスを踊る(ペーシング)
2信頼関係が成立する(ラポール)
3自分のダンスに導く(リーディング)
4相手に影響を与える
5価値観や信念の一致(p93)
セラピストはクライアントの悩みについても、解決へ導く型を持っています。失敗しても落ち込むのではなく、自分を進歩させる経験として受け取る。過去の経験の位置付けを変えることで、悩みを解消するのです。
大富豪が失敗はないんだよ。今のままだとだめだと教えてくれているだけだよ、と言っているのと同じだと思いました。失敗体験を単なる失敗ととらえるのでなく、修正可能な成長体験ととらえるわけです。
また、「自分にとって大切なもの」を5個から10個並べさせ、「どちらが大切ですか?」とたずねながら、価値の序列を確認する方法もあるそうです。「価値の判断基準」を明らかにさせることで、相手の無意識に抵抗なく訴えかけるのです。
教科書的な一冊でしたので、NLPの入門書としてどうでしょうか。芝さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・存在感や影響力の源は「自分自身の覚悟」(p87)
・「過去の出来事」が「今の悩み」をつくる・・(p170)
・1視覚(Visual)
2聴覚(Auditory)
3身体感覚(Kinesthetic)
このVAKの使い方にも、人それぞれ個性があるのです(p50)
【私の評価】★★★☆☆(76点)
目次
1 NLPで解決できること実現できること
2 NLP(神経言語プログラミング)のしくみ
3 ラポール(信頼関係)形成のテクニック
4 メタモデルで「聞き」ミルトンモデルで「話す」
5 NLPで自分自身とコミュニケーションする
6 NLPで「なりたい自分」になる
EXTRA PART LABプロファイルで、「言葉」を使いこなす
著者経歴
芝健太(しば けんた)・・・1971年奈良県生まれ。(株)ジーニアス・ブレイン代表取締役CEO/NLP‐JAPANラーニング・センター代表。一般財団法人NLP協会代表理事。ビジネスで使えるNLPの日本における第一人者。日本・海外における主要なNLP団体の5つのプラクティショナーコース、そして、5つのマスタープラクティショナーコース、さらには5つのトレーナーコースを修了している。前職のサラリーマン時代には、業績の落ちていた年商9億の弱小事業部門を2年で累計47.5億円にまで売り上げを伸ばし、社内に革命を起こした
読んでいただきありがとうございました!
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■目次
【PART1】 NLPで解決できること実現できること
【PART2】 NLP(神経言語プログラミング)のしくみ
【PART3】 ラポール(信頼関係)形成のテクニック
【PART4】 メタモデルで「聞き」 ミルトンモデルで「話す」
【PART5】 NLPで自分自身とコミュニケーションする
【PART6】 NLPで「なりたい自分」になる
【EXTRA PART】 LABプロファイルで、「言葉」を使いこなす
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