「研修・セミナー講師が企業・研修会社から選ばれる力」原 佳弘
2015/10/15公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(90点)
■セミナー・研修プロデューサーの立場から
売れるセミナー講師を分析した一冊です。
講師という仕事は、
有名な講師が一日何十万円も稼ぐ一方で、
仕事がなく、ひっそりと消えていく人もいる
厳しい世界です。
稼いでいる講師は、
どこが違うのでしょうか。
・講師業界の人口ピラミッド・・
著名な講師に仕事が集中する仕事=
人気商売である(p19)
■まず、
稼いでいる講師は選ばれる。
選ばれる講師は、
企業側のニーズを理解して、
その解決に向けた講義を提案します。
相手の立場に立った
提案ができるということでしょう。
・相手の担当者が「人材育成だ」と言っていても、
講師はそれを真に受けずに「問題解決視点」で
捉えてみるということです(p124)
■そして、
稼いでいる講師は、リピートされる。
リピートされる講師は、
生徒と企画者から評価されます。
リピートされるのは、
講師のノウハウ、情熱、人間性が
伝わるからなのでしょう。
・講師が引っ張って、リードして、
刺激を与えていくことが必要になります・・
その一方で前述してきた「謙虚さ」も
講師には重要です(p120)
■研修・セミナー業界を研究したい人や
さらに成長したい講師向けの
一冊だと思いました。
有名講師になるための第一歩として、
この本に書いてある多角的な配慮と検討が
役立つはずです。
原さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・講師やコンサルタントという「先生業」にとって、
最大の落とし穴があります。それは、
「問題点」や「課題」を周りから指摘されにくい
立場にいるということです(p30)
・一番多い課題は
「一方的になってしまう」こと・・
「相手目線」になって資料や提出文書を
検討してみてはいかがでしょうか(p24)
・「講師プロフィール」「プログラム」
「ゴール設定」「プラン」を、
どれだけ相手目線で提供できるか(p27)
・「人数・規模は?」「開催の意思決定者は誰か?」
「実施方法は?」「実施時間は?」そして一番大事な
「実施目的」について確認しましょう(p44)
・鮮度を維持する工夫・・・
企業の現場にいる方々との交流会や勉強会などを主催・・
自分のドメインの仕事だけに集中する・・
実業を、講師自身が副業で行ってしまう(p156)
・自主セミナーを頻繁にやりすぎない・・・
企業向けの講師・コンサルタントを目指しているのに
自主セミナーばかり実施していると、
安っぽく見えてしまうのです(p54)
・プロモーションの具体策・・
「広告」・・「PR]・・
ブレのない情報を発信する・・
「人的販売」・・
「セールスプロモーション」(p170)
同文舘出版
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【私の評価】★★★★★(90点)
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■目次
1章 クライアントに選ばれる、稼げる研修講師になろう!
2章 研修・セミナー業界のことを理解しよう!
3章 エージェントを知ることの重要性
4章 企業が求める講師・コンサルタントとは
5章 「またお願いしたい」と言われる講師になるために
6章 選ばれる講師になるためのマーケティング戦略
7章 将来も選ばれて稼げる講師であり続けるために
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