「課長になれない人の特徴」内山 力
2015/07/24|

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【私の評価】★★★★☆(84点)
内容と感想
■どんな人が課長になれない
のでしょうか?
それは自分で仕事をやってしまう人。
部下のやる気を引き出せない人。
課長の仕事は、部下を通じて
結果を出すことなのです。
そして、仕事を通じて
部下を育てることです。
・「マネジメントは計画がすべて、実行は部下に任せる」がマネジメントのセオリーです(p28)
■しかし、優秀な人に限って
自分で仕事をしたくなる。
部下の仕事にイライラし、
自分でやったほうが早いと
思ってしまう。
さらには、うまくできない
部下の仕事を取ってしまう
上司もいるのです。
最初はうまくいったとしても、
組織が大きくなってくると
いずれ壁にぶち当たる。
・このトップセールスマンの特徴は、何でも自分でやってしまうことである・・・これを経営者の目で見ると「育てることを知らない。マネジャーの器じゃないな」である・・サラリーマンをやっていくなら、考え方を変えないと幸せはないよ(p220)
■実は、
課長になれない人とは、
著者のことでした。
何でも自分でやってしまう著者は、
独立しコンサルタントになり、
幸せになったのです。
人には合う合わないがあり、
その人に合った道がある
ということなのでしょう。
内山さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「忙しい」というのは「計画ミスだ」と訴えているのと同じです(p28)
・上司はまず部下の意見を聞くべきです・・部下の意見を聞いて、それを参考にして(しなくても)、その後で自らの優先意見を出します。これが・・意思決定です(p78)
・上司にとって「部下の人事評価」は仕事だということです・・・良い人事評価とはどんなものなのでしょうか。それは評価した相手が納得することです(p177)
・自分のマネジメントについてきてくれてありがとう・・部下の働きによって自分は評価され、給与も与えられる・・(p183)
・セールスマネジャーにはただ単に売るために必要な知識ではなく、「なぜそういうやり方でやっているのか」「他の会社ではどういうやり方をしているのか」といった形で・・体系化するための知識が求められます(p242)
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【私の評価】★★★★☆(84点)
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目次
第1章 仕事編
第2章 会社編
第3章 上司編
第4章 同僚・部下編
第5章 コミュニケーション編
第6章 態度編
著者紹介
内山 力(うちやま つとむ)・・・1955年東京都生まれ。東京工業大学理学部情報科学科にてトポロジー(位相数学)専攻。卒業後、日本ビジネスコンサルタントへ入社。その後退職してビジネスコンサルタントとして独立。(株)MCシステム研究所代表取締役、元産業能率大学大学院MBAコース非常勤講師、中小企業診断士