「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」グレッグ・マキューン
2014/12/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
要約と感想レビュー
こうした翻訳本はあまり好きではないのですが、次の一文でガツンときました。「部下育成・・・首を突っ込みすぎるか、放置するか」。今の自分を言われているようで、顔が赤くなりました。リーダーの役割は、部下の仕事をチェックして、助言することなのです。
・非エッセンシャル思考・・・部下育成・・こまごまと首を突っ込みすぎるか、忙しすぎて放置するかの両極端(あるいは両方)(p299)
この本の言いたいことは、「80対20の法則」と同様に、大切なことに集中するということ。だからリーダーはリーダーしかできないこと、つまり方針を明確にする。どこに集中するのか。目標はどこまでか。その理由はなぜか。それが明確でなければ、組織は動かないのです。
・目的が明確でなければ、人を動かすことはできない。目的もわからない仕事では、やる気が出ないからだ(p152)
いくら本を読んでも、実際に使えなければ意味がありません。人により個性は違いますので、自分に合いそうな点の一つでも取り入れて見たいと思いました。マキューンさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・優秀な人ほど成功のパラドックスに陥りやすい・・・やることが増えすぎて、時間とエネルギーがどんどん拡散されていく。(p31)
・多数の瑣末なことのなかから少数の重要なことを見分ける(p82)
・もう1時間眠れば、数時間分の生産性が手に入る(p124)
・本当に重要なことしか引き受けない(p170)
・考えるための余裕をつくりだす(p86)
・小さく始めて、大きな成果を得る(p244)
・エッセンシャル思考のマネジャーは、けっしてすべてをやろうとしない。明確な目的を持って仕事を精選し、あらゆる業務を「より少なく、しかしより良く」の方針で実行する(p298)
▼引用は下記の書籍からです。
かんき出版
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【私の評価】★★★★☆(83点)
目次
PART1 エッセンシャル思考とは何か
PART2 見極める技術
PART3 捨てる技術
PART4 しくみ化の技術
最終章 エッセンシャル思考のリーダーシップ
著者経歴
グレッグ・マキューン・・・シリコンバレーのコンサルティング会社THIS Inc.のCEO。エッセンシャル思考の生き方とリーダーシップを広めるべく世界中で講演、執筆をおこなっている。人気ブロガー。スタンフォード大学でDesigning Life, Essentiallyクラスを開講。
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