「仕事の9割は「段取り」で決まる!」伊藤昭、酒井昌昭
2014/07/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(87点)
■仕事とはプロジェクトです。
最初に仕事で悩むのは、
どの仕事を、どういった順番で処理するのか
ということでしょう。
上司のイメージはこれでいいのか?
期限は守れるか?
他の仕事との優先順位は?
一人でも複数でも
プロジェクト管理の悩みは
同じなのです。
・優先順位をつけて仕事を絞り込み、
一つひとつ、集中して処理する(p22)
■特に複数の人とやるプロジェクトは、
スケジュール管理が大事になります。
そのポイントは、
「まず大丈夫期間」と「ギリギリ期間」とを
把握すること。
そして「ギリギリ期間」を組み合わせて
スケジュールを作り、
最後にバッファーを加えます。
この全体バッファーがあることで、
プロジェクト全体のスケジュールが
「まず大丈夫スケジュール」になるのです。
・スケジュールは、ギリギリ期間に
バッファーを加えてできあがる(p70)
■プロジェクトマネジメントで大事なポイントは、
背景を全員で共有する
目的と成功基準を決める
リスクと対処法を考えておく
バッファーを管理する
報告ポイントは決めておく 等
盛りだくさんです。
この本で基本を学び、
実際に使ってみて、
身をもって感じていただきたいと思います。
伊藤さん、酒井さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・作業を受けたら、すぐに開始する(p20)
・終わったらすぐに手放す、
次の人に渡す(p14)
・しめきり日は絶対に動かせない
ものでもありません(p42)
・よけいなホウレンソウはいらない・・
実際にどこで報告するかは、
あらかじめ上司と決めておきます(p99)
・なぜその仕事が必要だと考えたのか、
といった仕事の背景がわかれば、
仕事全体の状況が深く理解できます・・・
自ら書いた背景文を依頼主に見せ、
不明点や想像で書いた部分を確認します(p118)
・気になったことを「前提条件」として記しておきます・・
前提条件が崩れると、大きなリスクにつながります・・
「それが崩れたらどうするか」・・リスト化して
意識することに意義があります(p133)
・「目的」と「成功基準」から導きだしたものが
「成果物」です。どんな成果物であれ、依頼主が
合意すれば、それが正しい選択となります(p138)
高橋書店
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【私の評価】★★★★☆(87点)
■目次
●PART1 思うように進まない日常業務のムダ
・よくある業務の悪習慣
●PART2 半分の時間でできる方法
・計画段階
・実行段階
●PART3 もっと速くする! 仕事の正しい進め方
・構想段階
・納期を確約するために
●PART4 ひと味違う! 超仕事人への道
・ミーティング・商談
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