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「給食のちから―完全米飯給食が子どもの健康を守る」幕内 秀夫、鈴木 公子、清水 修

本のソムリエ 2014/06/06メルマガ登録
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給食のちから―完全米飯給食が子どもの健康を守る


【私の評価】★★★★★(90点)


要約と感想レビュー

 給食でお米を食べよう!という一冊です。私の子どもの頃に、米飯給食がはじまりました。しかし、まだ完全米飯給食は達成できていないようです。「完全米飯給食」とは、給食が週5回ご飯が出るということです。


 主食のご飯を学校で食べなくて、どこで食べるのでしょうか。そもそも米は日本の唯一の100%自給できる食糧なのです。


・現在、毎日ご飯を食べる完全米飯給食を実施している学校は全国に約1400校。全体の約4.4%に過ぎません。(p10)


 なぜ、米飯給食が大切かといえば、日本伝統のご飯と味噌汁で健康になれるからです。そのためには、パンと牛乳をやめる


 しかし、習慣となっているパン食をやめるのは至難の業です。やはり子どもの頃から学校での給食を完全米飯にすれば、ご飯と味噌汁の人が増えるのです。これは米が100%自給できていること、小麦がほとんど輸入であることを考えれば、「完全米飯給食」が日本の自立のために重要なのです。


・もっとも簡単な健康への近道は、ご飯中心の食事に変えることです(p120)


 昔の人が食べていなかったものに、「卵と牛乳と砂糖」があります。「卵と牛乳と砂糖」を食べるようになって、糖尿病と肥満が増えました。栄養一杯で病気になったのです。


 給食で日本で作られた食物を食べることで、日本食による食習慣が作られ、より健康になり、地域の農家のためにもなり、輸入に頼らない生活ができるのです。


・「先生、アトピーって治ります?」・・・「ウン、簡単だよ」・・・「・・まずは卵と牛乳と砂糖、これから3ヶ月止めてごらん。それから、主食に玄米と、なるべく野菜を食べること」(p85)


 昔の米飯給食はお世辞にもおいしいとは思えませんでした。学校でおいしいご飯を食べることができれば、ご飯好きが増えるのだと思います。なぜなら何千年も日本人はご飯を食べてきたのですから。


 幕内さん、鈴木さん、清水さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・平成14年のデータを見ると、米の生産量は999万トンに生産調整されています・・小麦粉は562万トン、トウモロコシ1628万トンを輸入して補っているのが、いまの日本です(p25)


・日本の食パンの多くは、しっとり、ふわっとした食感をだすために砂糖をたっぷり使っているのです。砂糖を入れなかったら、パサパサになってしまいます(p50)


・子どもに与える飲み物は、この三つだけにするとよいでしょう。・水・麦茶・ばん茶(p64)


・パンを食べて3時間磨かずに我慢しました。・・・すると、口の中にバイ菌がワーーッと繁殖していることがわかります・・・ところが、玄米と味噌汁の場合は、ほとんどバイ菌がつきません(p112)


・完全米飯給食になると、地元のパン屋さんはどうするんだとか屁理屈を言う人がいますが、・・・給食でもっとも大切なのは、パン屋さんを守ることではなく、子どもの健康を守り、農業を守ることだと肝に銘じてください(p149)


・Q・・「牛乳なし、ご飯、味噌汁、季節の野菜中心」の給食を作っている栄養士ですが、どうしてもカルシウムとビタミンB2が栄養所要量の基準に足りません・・・
 A・・そもそも栄養所要量のすべての項目で基準値を満たしている学校や施設はほとんどありません。それで処罰されることもありません(p204)


給食のちから―完全米飯給食が子どもの健康を守る
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【私の評価】★★★★★(90点)


目次

第1部 子どもの「食」を考える(幕内秀夫)
第2部 子どもの歯を守る(鈴木/公子)
第3部 だから、いまこそ完全米飯給食(幕内秀夫)
第4部 学校給食Q&A


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