「雑巾がけ」から始まる禅が教えるほんものの生活力」有馬 賴底
2013/11/05公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(77点)
■「禅」とはなんなのか。
学校で学ぶのは、
臨済宗・・栄西
曹洞宗・・道元
ですね。
「禅」には、経典がない。
イメージとしては、
座禅、瞑想という感じでしょうか。
・一掃除、二信心。お勤めとしたり、書物や語録を読んだりすることよりも、掃除をすることがまず肝心、というのが禅の教えです(p12)
■「禅」では、
規律ある生活が中心となります。
その中でも最も大切なのが、
掃除です。
掃除をすることで環境を整備する。
すっきりとした
清浄な環境を作るのです。
・庭だって、一日掃除をしなければ、もとの状態に戻すには二日かかる、そういうものです。ですから、漢字も当然、自分の手で書かなければ忘れます(p163)
■そういえば、松下政経塾では、
まず「掃除」を重視しているらしい。
政治・経済の勉強の前に
「掃除」なのです。
やはり仕事の基本は、
5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾)
なのだと思います。
有馬さん、
良い本をありがとうございました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・雑巾をもつとは、掃除をすること。掃除とは、すっきりと心地よく、清浄な状態を保つことです。保つべきものは空間のみならず、心身もまたしかりです(p4)
・私が小僧時代を送った寺でも、日々の生活に使う燃料は、すべて自己調達。自分たちで山から伐り出した木を使っていました(p158)
・禅では、「人のために何かをしようと思ったらいかん」といいます。・・・人のためでもなく、自分のためでもなく、人が認めようと認めまいと、自分のやるべきことをちゃんとやる。(p174)
▼引用は下記の書籍からです。
集英社
売り上げランキング: 7,134
【私の評価】★★★☆☆(77点)
■目次
1 掃除の作法―澄み切った心をつくる
2 典座の作法―火と水と時間を自在にあつかう
3 食事の作法―いただいた生命を、からだにみなぎらせる
4 振舞の作法―日本人なら体得しておきたい、和室の作法
5 禅寺の作法―威儀即仏法
6 文化の作法―正しく美しい型を身につけると、心が自在になる
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
読んでいただきありがとうございました!
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 36,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
コメントする