「娘は男親のどこを見ているか」岩月 謙司
2013/01/07公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
■「親の顔が見たい」
と言われるように、
子どもへの親の影響はとても大きいもの。
この本は、
「娘は父親をよく観察している」
ということを教えてくれる一冊です。
子どもは家庭を通じて社会を観察し、
父親を見て男性というものを
理解するからです。
・昔から「娘は父親と似た人と結婚する」と
言われています。・・・その傾向は息子にとっての
母親よりもはるかに顕著です(p19)
■娘は父親を「恋人」として
見ているということです。
父親がじぶんの騎士であってほしいと
思っているのです。
ですから、騎士がオナラをすると、
イメージが崩れて、
非常に不機嫌になるのですね。
・娘は、父親を、見て、さわって、
「男性とはこういうものだ」という
男性観を作っていくのです(p4)
■「子は親の鏡」
と言いますが、
妻との関係、子どもとの関係が、
子どもの性格に大きく影響するのでしょう。
もう手遅れかもしれませんが、
気をつけたいと思います。
岩月さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・娘は三歳の頃から、こうした両親の関係を
注意深く見ているのです。娘は、妻を介せないような人が
娘である自分を愛せるはずがないことを
よく知っているのです(p90)
・夫婦間では、喜怒哀楽の共感のみならず、
「暖かくなったねえ」「そうだねえ」とか
「風が強いねえ」「そうだねえ」というなにげない
会話ができることも重要です(p103)
・夫婦仲の悪い親を持つと、娘は、家庭の中でも緊張を
強いられることになります。・・・こういう娘は
強烈な父性愛欠如状態になってしまいます・・・
女性は必死でお父さん探しをはじめます・・・
その結果、不倫をしてしまいます(p80)
・男性は、社会の中で自分の地位(社会との関わり)
というものを確保できないと、自我が安定しないのです・・・
いい恋のみならず、いい仕事の両方が得られないと、
男性の自我は不安点になるのです(p126)
講談社
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
■目次
はじめに
序章 父と娘の不思議な関係
第一章 娘のサイン
第二章 娘を幸せにする父親・不幸にする父親
第三章 妻との絆
第四章 互いを親から解放できる夫婦
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