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「親の入院・介護が必要になったときに読む本」豊田 眞弓

2012/12/17公開 更新
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親の入院・介護が必要になったときに読む本


【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー

 80歳で要介護・支援の比率はおよそ30%。突然、親の介護が必要となる前に、準備しておくことがあるはず。まずは、最悪を想定して、親が倒れたらどうなるのか、シミュレーションすることが大事です。


 とはいえ、親が健康なうちに、こうした話をするのは気まずいもの。きっかけがなければ、難しいでしょう。そういう意味では、こうした本を読みながら、一緒に考えるというのが良いのかも。著者のお勧めは、親の介護について家族・親族・関わりのあるすべての人が話し合うことです。中心となる人(キーバーソン)を決め、介護チームを作ることをお勧めしています。


 また、できれば、親がこうした本を読んで、エンディングシートを書いてもらうとありがたいことでしょう。自分に合った人生の幕引きを考える「エンディングシート」を作成しておくのです。尊厳死を希望するか、臓器提供や献体の希望の有無、葬儀について希望があるのかどうか確認し、記録しておくのです。


 就活ならぬ「終活」という言葉があるらしい。これからは「終活」コンサルタントが必要な時代なのかもしれません。豊田さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・親が倒れた場合、状況的に許されるなら駆けつけるのが一番です・・・親が倒れたときのシミュレーションをしておこう(p21)


・健康なうちに、親の民間保険の加入状況を確認しましょう。医療保障やガン保障、その他に「指定代理人」が設定されていない場合は、設定しておくようにしましょう(p44)


親の入院・介護が必要になったときに読む本
豊田 眞弓
日本実業出版社
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【私の評価】★★★☆☆(79点)


目次

第1章 親が倒れて入院!?さあどうする?
第2章 これだけは知っておきたい医療保健制度
第3章 親が要介護状態に!さあどうする?
第4章 知っておきたい公的介護保険制度のツボ
第5章 介護施設への入所を考える
第6章 知っておきたい"ケア"のスキル
第7章 遠距離介護のポイント
第8章 親が倒れる前にやっておく10のこと



著者経歴

 豊田 眞弓(とよだ まゆみ)・・・FPラウンジ ばっくすてーじ代表。「親の介護と自分の老後に備えてハッピーになる会」主宰。経済誌・経営誌などのライターを経て、1995年より独立系ファイナンシャルプランナー。個人相談実績は累計2,000件。家計のリスクマネジメントや人生転機のマネー術をテーマにしている。両親がたて続けに倒れた経験から、介護を知るため、ヘルパー2級や消防署の上級救命講習なども学ぶ。


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