「ハリウッドを掴んだ男マイケル・オーヴィッツ」スティーヴン・シンギュラー

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ハリウッドを掴んだ男 マイケル・オーヴィッツ
スティーヴン シンギュラー
徳間書店
売り上げランキング: 426354

【私の評価】★★★☆☆(74点)


■アメリカの4大タレント代理店(エージェンシー)といえば、

 クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー(CAA)
 ウィリアム・モリス・エンデヴァー(WME)
  インターナショナル・クリエイティヴ・マネージメント(ICM)
 ユナイテッド・タレント・エージェンシー(UTA)。

 この本は、CAA創業者の一人である
 オーヴィッツについて書かれた一冊です。
 
 日本の芸能事務所のように、
 なぞの多い人物のようです。


・「マイク(オーヴィッツ)に話しかけられると、
  なんだか自分がすごく重要人物になったような気持ちだ」
 そう語る人間はハリウッドでひとりやふたりではない(p121)

■ハリウッドのエージェンシーの儲け方は、
 映画やテレビ番組のシナリオから出演者、監督までを
 パッケージで受注すること。

 受注すればいたれりつくせりですが、
 受注できなければ一切協力してもらえない。

 エージェンシーは主要なタレントをすべて抱えることで、
 強大な力を持ち、すべてをコントロールするように
 なっているようです。


・CAAはひとつの映画の製作に関わるほとんどすべての
 要素を自分の手元に集め、その代理店となり、それをひとまとめ
 として強引にスタジオ側に受け入れさせるのである(p39)


■そのためエージェンシーを敵に回すと、
 日本の芸能界のように徹底的に
 干されることになります。

 日本もアメリカもその点では
 あまり違いがないようです。


自分はあらゆる権力を握っていると他人に信じこませ、
 そのように行動していると、本当に他人を支配することができる

 自分の感情をうまく支配できない人を見れば、
 何のためらいもなく自分の支配下に置いた(p78)


■芸能界という世界は、
 黒子の世界。

 見えにくいから興味をそそられるのだと
 思います。

 シンギュラーさん、良い本を
 ありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・CAAでメディアに話すのを許されているのは三人だけである。
 この三人、CAAの共同設立者であるマイク・オーヴィッツ、
 ロン・メイヤー、ビル・ハーバー意外のものが職権を濫用して
 マスコミに話をしようものなら、二度とチャンスはない(p31)


・新人は、手紙の仕分け、ベテランエージェントのための 
 使い走り、それにオフィスに送られてくるシナリオを丹念に読んで
 コメントを書く「カバリッジ」の仕事からスタートする(p103)


・映画ビジネスがどういうものか、教えてあげよう・・・
 面白そうな企画のミーティングがあるから出かけたいと言えば
 ハリウッドからの航空券を手配してやらなければならないし、
 ホテルにいい部屋をとってやらなければいけない。
 うまいものを食べさせ、かっこいい車を提供しなければならない(p100)


・金持ちのような印象を与えようとした。本当は金がないときもね。
 みんな服装をびしっときめて、ジャガーを乗り回した。・・
 壁には素敵な絵をかけた。すべてのもの、
 すべての人がきちんとしていないと気がすまなかった。(p106)


・エージェントがあまりにも強大な力を持ちすぎ、
 ゲームもスターも好きなようにあやつっていると考えるようになった。
 自分のことしか考えないエージェントらのせいで試合観戦料は吊り上り、
 平均的な収入では入場券が手に入らなくなった。(p132)


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