「4年1組 命の授業―金森学級の35人」
2012/05/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(87点)
■石川県金沢市の金森俊朗先生の授業を
1年間の密着取材した番組です。
小学校の4年生はまだまだ子どもですが、
金森先生の指導で
どんどん成長しています。
金森先生の約束は、
だれもがハッピーになること。
だから、お互いに知り合い、
友だちをつくり、言い合える仲間になる。
そのために、
毎日3人が手紙ノートに書きたいことを書き、
クラスで発表しています。
これで、お互いの知らないことも
知ることができます。
・手紙ノート・・・なんでもいいのである。
クラスのみんなに一番言いたいこと、
伝えたいことを書いてきて発表するのである・・・
一日3人ずつ書く(p13)
■そして授業はできるだけ、
リアル体験。
なんと
イカダを作ったり、
川に飛び込んだり、
和紙を作ったり。
自分で考えるのです。
当然、先生も調べて、現場に行って、
安全を確認して、人を集めて、
裏で動いています。
・とことん体験派・・・
水の学習の一環として川の源流にやってきた・・・
次々と飛び込む。6月だから水はまだ冷たい(p38)
■"いじめ"もある。
"父親が亡くなった"子もいる。
そんなクラスの生徒と一緒に
語り合う金森先生。
そうした、涙を流しあう授業は、
まさに"心の授業"です。
金森さん、良い授業を
ありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・大切なのは、手紙ノートがなければ
知らなかった友だちの姿を
どんなささいなことでも発見すること(p18)
・「コウジ!ちょっと来い。
妙なうわさを流されて、腹が立っているのか」・・・
コウジ、怒れ。一緒に怒ろうぜ。黙っとるな。
にらむな大事なのは暴力じゃない。
言いたいことを叫べよ。
コウジ、一緒に怒れる友だちをつくれ」(p55)
・私はあなたたちと約束しました。
この教室にいる限り、誰もがハッピーになれるように
全力を尽くす。
それを踏みにじるヤツは許さんとも言った。
それが今だよ。(p56)
日本放送出版協会
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【私の評価】★★★★☆(87点)
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