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「ビジネスマン、生涯の過し方」キングスレイ・ウォード

2012/05/26公開 更新
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ビジネスマン、生涯の過し方 (新潮文庫)


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

■「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」で
 有名なカナダの実業家の自叙伝です。


 9つもの会社を経営するということが、 
 どういうことなのか。


 経営者というものは、いつも
 心配の種が尽きないのでしょう。


・九つの会社のオーナーとは九人の子持ちのようなもので、いつも誰かが病気になったり、出費がかさんだりしているのである(p121)


■印象的だったのは、
 奥さんがベンチャー企業を
 起業してしまったこと。


 母が寝たきりになってしまい、
 寝たきり老人でも動かせる
 車椅子を開発。


 ウォード氏も困惑するくらい、
 休みなしで働くのです。


 人のためにこれをしたい!
 と思ったときの人は
 強いのです。


・この地上を去るときに、私は何を残していくのか。(p302)


■ある程度のリスクに挑戦すること。


 ただし、最悪のリスクに対処できるように
 しておくこと。


 経営と人生には、
 これが大切だそうです。


 ウォードさん、良い本を
 ありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・リスクは人生の基本要素である。リスクを冒さなければ、家を離れることも、結婚することも、子供を育てることも、事業を興すこともできない。(p63)


・どうすれは失敗を避けることができるのか、と聞かれれば、失敗は避けられない、と答えるしかない。しかし、資金面で、また心理的に、失敗に備え、常に損失を奪回する新しい戦略を考え出すことはできる(p70)


・批評をするのは一般的に、自分では何一つ価値のあることを成し遂げようとしないで、他人のしたことを気安く批評する人たちである(p167)


・私は母の言葉を忘れないように努めている。「誉めるところのない人については、何も言わないように」(p172)


・故郷の町は英語地区とフランス語地区、つまりプロテスタント地区とカトリック地区に分かれていて、野球のチームもそれにならい、本来のライバル意識に文化と宗教の相違が絡んでいた。「汝の隣人を愛せよ」というキリストの教えは、なぜかこの町では通じなかった(p134)


▼引用は下記の書籍からです。
ビジネスマン、生涯の過し方 (新潮文庫)
G.キングスレイ ウォード
新潮社
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【私の評価】★★★☆☆(78点)


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