【私の評価】★★★☆☆(78点)
■「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」で
有名なカナダの実業家の自叙伝です。
9つもの会社を経営するということが、
どういうことなのか。
経営者というものは、いつも
心配の種が尽きないのでしょう。
・九つの会社のオーナーとは九人の子持ちのようなもので、
いつも誰かが病気になったり、
出費がかさんだりしているのである(p121)
■印象的だったのは、
奥さんがベンチャー企業を
起業してしまったこと。
母が寝たきりになってしまい、
寝たきり老人でも動かせる
車椅子を開発。
ウォード氏も困惑するくらい、
休みなしで働くのです。
人のためにこれをしたい!
と思ったときの人は
強いのです。
・この地上を去るときに、
私は何を残していくのか。(p302)
■ある程度のリスクに挑戦すること。
ただし、最悪のリスクに対処できるように
しておくこと。
経営と人生には、
これが大切だそうです。
ウォードさん、良い本を
ありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・リスクは人生の基本要素である。
リスクを冒さなければ、家を離れることも、
結婚することも、子供を育てることも、
事業を興すこともできない。(p63)
・どうすれは失敗を避けることができるのか、と聞かれれば、
失敗は避けられない、と答えるしかない。しかし、
資金面で、また心理的に、失敗に備え、常に損失を
奪回する新しい戦略を考え出すことはできる(p70)
・批評をするのは一般的に、
自分では何一つ価値のあることを成し遂げようとしないで、
他人のしたことを気安く批評する人たちである(p167)
・私は母の言葉を忘れないように努めている。
「誉めるところのない人については、
何も言わないように」(p172)
・故郷の町は英語地区とフランス語地区、
つまりプロテスタント地区とカトリック地区に分かれていて、
野球のチームもそれにならい、本来のライバル意識に
文化と宗教の相違が絡んでいた。「汝の隣人を愛せよ」という
キリストの教えは、なぜかこの町では通じなかった(p134)
新潮社
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
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