「京大家庭教師が教える やる気が続くシンプル勉強法」益森 直義
2012/03/30公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
■十数年にわたって、中学高校の中退者に
高卒認定試験受験の指導をしてきた
益森さんの勉強法です。
その内容は、
勉強法というよりも、
7割は思考法。
どうやって、
自分はできると信じ、
自分に勉強させるのか、
ということです。
学校を中退してきた人は、
まず"心"に問題がある場合が
ほとんどなのですね。
・できないかな~とか、
できたらいいな~ではなくて、
できると思え(p21)
■勉強法の本なのに、
生活習慣の大切さが出てきます。
部屋の掃除。
本棚の整理。
早寝早起き。
勉強をするためには、
まず、生活の基本から、
立て直す必要があるということです。
こんな当たり前のこと、ですが、
こうした基本ができていない人が、
けっこういるのではないでしょうか。
・生活習慣を正す・・
・部屋をきれいに掃除する
・家具や本棚を整理して片付ける
・夜更かしや朝寝坊を常習化しない(p71)
■勉強も仕事も同じだと思いました。
ある程度は塾の先生や、上司の言うとおり
やっていれば成果は出ます。
まず、それが最低線。
そして、そうした経験をベースに、
そこから自分で自分に課題を出して、
やることを決め、自分にやらせる。
そして、それができると
自分を信じているし、できている。
そうでなければ、
その課題を楽しめない。
もし楽しめれば、
人生も楽しめる。
この本の先には、
そうした自立型の人間がいるように
感じました。
益森さん、良い本を
ありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・作戦ノート・・・
目標や計画、時期などを書き出していって、
「目で見て」考えるのです。(p54)
・結局は「1日のノルマの設定」に行き着きます(p112)
・「何でこうなったの?」
「いや、勉強しただけです」・・
「じゃ、どれくらいやったわけ?」
「平日は1日5~6時間、休みの日は8~10時間(p92)
・その差はわずか20分だったり、30分だったりするのですが、
これが1週間たち、2週間たち、1ヵ月、半年、1年と
積み重なった場合には「巨大な差」として現実化してしまう(p118)
・いい加減に1~2ヵ月で1回転させ、その後、
何回転も繰り返す・・・具体的には
1日30~50語くらいを市販の単語帳にチェック(p134)
・ゲーム・ケータイ・ネットはごほうびとして使うべし(p156)
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【私の評価】★★★★☆(83点)
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