「ルネッサンス ― 再生への挑戦 」カルロス・ゴーン

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ルネッサンス ― 再生への挑戦

【私の評価】★★★★★(94点)


■1999年、日産が倒産の危機から
 NRP(ニッサンリバイバルプラン)を発表し、
 立ち直って、直後に読んだ一冊です。


 当然★5ですが、
 ご紹介していなかったことに 
 気づいていまさらながらのご紹介です。


 現在、日産は2008年のリーマンショックで
 一時赤字になりましたが、
 それ以外は黒字を維持しています。


 日産の車自体はあまり好きではありませんが、
 商売としてはしっかりしている
 といえるのでしょう。


 工場閉鎖や取引先見直しにより、
 日産は甦ったのです。


・従業員や家族の問題があったため、工場閉鎖という
 選択肢は見送られ続けていた。・・1999年10月18日、
 NRP発表時に私はこう言った。「実際に痛みを伴うことは
 承知のうえです。しかし、たとえいかなる痛みを伴おうと、
 工場閉鎖は残った工場の生産性と費用効率の著しい向上を 
 もたらすことでしょう
」(p183)


■日本の現場は一流と言われますが、
 ゴーンさんの経営の結果を見ると、
 日産の経営は一流でなかったことがわかります。


 ゴーンさんが日産に入ったことで、
 結果が変わってしまったのですから。


 ゴーンさんの経営の特徴は、
 自分を含めた経営陣に求める
 「緊張感」だと思います。

 結果がでなければ退場。


 会社に価値をもたらすことができなければ去れ、
 ということです。


日産に価値をもたらすことができなくなれば、
 そのときが会社を去るときである

 会社にどれだけ貢献できるか-それがすべてである。
 関連会社の社長が結果を出せなかったら、
 責任をとってもらい、結果を出せる人間と交代する
 というのがビジネスの世界のやり方だ。(p169)


■ということは、
 日本も経営がしっかりすれば、
 まだまだ戦えるということ。


 しかし、口では簡単に言えることこそが、
 本当に難しいのでしょう。 


 ゴーンさん、
 よい本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・ラグロヴォール神父はその後の人生にも
 十分通じる教訓を与えてくれた。・・
 「アマチュアは問題を複雑にし、
  プロは明晰さと簡潔さを求める」(p21)


・まず耳を澄ませなさい。考えるのはそれからです。
 大事なのは、自分の考えを可能な限り分かりやすい方法で
 表現するよう努め、何事も簡潔にし、
 自分でやると言ったことは必ずやり遂げることです
 (ラグロヴォール神父)(p22)


・まずはプロセスをきちんと踏まなければならなかった・・
 高コスト体質を改善し、債務を削減し、製品開発に投資し、
 ブランドを確立し、マーケティングや営業を整備し、
 流通網を活性化し、合理化する。
 優先順位に沿ってこうしたことに着手し、
 考えられることをすべてやり遂げたあとで、
 ようやくマーケットシェアの成長が望めるのである(p65)


・ただ「早くやってくれ」と頼むのではなく、
 「わが社はこの問題を克服したいと思っている。
  一緒に問題解決のための仕様を決め、
  手順を確立したいから協力してほしい。

  それができたら、いちばん良い方法で実施してもらいたい。
  そのための援助なら、わが社は惜しまない」 
 と頼むべきだ。(p126)


ルネッサンス ― 再生への挑戦
カルロス・ゴーン
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★★★(94点)

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