「史上最強の大富豪になる方法」スティーヴン・K・スコット
2011/11/24公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
マーケティング会社を設立し、多大な財を成した著者が、ソロモン王の知恵を紹介します。ソロモン王の教えは、旧約聖書の「箴言」に残されているのです。こうした知恵を文字で伝承しているのは、やはり西欧の文化レベルの高さを感じさせます。
・勤勉な手は支配し、怠惰な手は奴隷となる(「箴言」14章24節)(p12)
紀元前の教えが、文章で残っているとは!著者は6年間事業で失敗し続け、ソロモン王の教えに従ってから、大富豪への道を歩み始めたとのこと。言葉を変え、人のアドバイスを素直に聞くようにした。サブタイトルのとおり、年収180万円が8億円に増えたのです。言葉で敵を作るのではなく、言葉で味方を作るのです。
・「批判を敵のようにではなく、心に秘めた恋人のように扱うべきだ」と述べている・・・「あらわな戒めは、隠された愛にまさる」(「箴言」27章5節)(p144)
成功した後には、「おごり」という落とし穴が待っています。その落とし穴からは知っていたソロモン王でさえ、逃げることができませんでした。分かっていても、避けることができないのが、「おごり」なのでしょう。調子のよいときにこそ、慎重になるべきとソロモン王は教えるのです。
・痛手に先立つのはおごり。つまずきに先立つのは高慢な霊。(「箴言」16章18節)(p186)
本棚を見たら、新約聖書しかありませんでした。旧約聖書も読んでみます。西欧でのダントツのベストセラーが聖書であることがよくわかりました。スコットさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「勤勉」な人は、成果を上げる。それは星のように輝き、強い光を放つため、注目を集める・・・重要な人物に、一目置かれるようになる。(p10)
・怠け者は自分を賢者だと思い込む(「箴言」26章16節)(p17)
・ナイフで傷つければ立派な犯罪だ・・・賢い人は他者を褒め、傷を癒し、自尊心を高めるために言葉を使うと教えている「軽率なひと言が剣のように刺すこともある。知恵ある人の舌は癒す」(「箴言」12章18節)
・聞く耳、見る目、主がこの両方を造られた・・・目や耳を与えられたことは、すばらしい贈り物である(「箴言」20章12節)(p105)
・神に従う人は七度倒れても起き上がる。神に逆らう者は災難に遭えばつまずく(「箴言」24章16節)(p132)
・不遜な者を叱るな、彼はあなたを憎むであろう(「箴言」9章8節)(p158)
・真の謙虚は「自分が人生の価値あるものを手にしていられるのは、ほかの人のおかげだ」と心から思うところからはじまる。心から思えば、学びの精神をもって、他者の意見や助言に耳を傾け、心を開き、尊重できる。(p195)
・知恵を得ることは金にまさり分別を得ることは銀よりも望ましい(「箴言」16章16節)(p206)
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
著者経歴
スティーヴン・K・スコット・・・9回の転職と失業を繰り返し、どん底生活を送る。一人のメンターと出会い、10番目の通販会社で成功をつかむ。テレビ通販で有名人を起用して、売上累計2000億円以上、年収は8億円となる。
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