「直感力が高まる生き方」ウィリアム・レーネン
2011/11/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■「直感力」とは何でしょうか。
自分が何を感じ、考えているのか、
「素直」に理解する力です。
自分の感覚だから
わかって当たり前。
しかし、実際には、
自分がどう感じているのか
わからなくなってしまっている人が
多いのではないでしょうか。
・「自分」を知る第一歩は
「自分が感じること」を尊重すること(p53)
■私たちは、家庭や学校や職場で、
自分を殺して生きることを
学習してきました。
食べたくないものを食べる。
勉強したくないものを勉強する。
やりたくないことをやる。
もちろん、
それらを全部否定するつもりはありません。
しかし、その副作用として、
自分の思い、自分らしさ、
自分を感じることに麻痺して
いないか、ということです。
・何か聞かれたときに「わかりません」「意見はありません」
と言う人がいます。それは、「同意されないかもしれない」
と恐れて相手から逃げているだけでなく、自分の人生に
対する責任からも逃げているのと同じです(p132)
■この本では、
素直に自分というものを
見つめ直します。
素晴らしい自分。
かけがえのない自分。
唯一の自分。
奇跡の存在である自分。
・「自分の真実」に忠実に生きるようになると、
他人に翻弄されなくなります。・・・
あえて「他人に理解してもらおう」・・などと
思わなくなってくるのです。(p68)
■そうした本当の自分の価値観を否定せず、
素直に自分を大切に生きる人を、
自立しているというのではないでしょうか。
素直な人とは、のび太のように
ジャイアンに翻弄される人間ではなく、
自分のあり方を知っている人なのです。
自分を変えよう、変えようとするのではなく、
本当の自分になろう、なろうという一冊でした。
レーネンさん、
良い本をありがとうございました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・成功とは、お金を稼ぐことではありません。
夜、きちんと眠れることです。
友達を持つことです。
人を励ますことです。
人を愛することです。(p27)
・常に、自分の体がどう感じているかに注意を払って、
さまざまなメッセージを受け取りましょう(p80)
・私たちは、誰もが宇宙を構成する、
かけがえなのない存在です(p42)
・人の問題に心を痛め、一緒に苦しむことを優しさのように
考えている人たちがいますが、そうではありません。・・
思いやりを持ちます・・・でもその人の痛みは共有しません。・・
問題の解決にはつながらず、誰の役にも立たないからです(p139)
・他人からの抑圧や支配がいらないのであれば、
「私は境界線をきちんと持ちます。誰も、私を抑圧(支配)
できません」とアファメーションを言ってください。
その境界線を越える人がいれば、その時点でさよならを
してください(p155)
・私もビジネス・ミーティングに行くときには、
パブリック・パーソナリティになります・・・
帰宅したら、素の自分、プライベート・パーソナリティに
戻ります(p164)
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
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