「口ベタでも人を動かす 魔法のプレゼン」山田 進一
2010/11/05公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
プレゼンの基本を教えてくれる一冊です。顧客に対するプレゼンなら顧客を理解することからはじめること。社内に対するプレゼンなら、やることを明確にすること、など大切なところを説明してくれます。
・まずするべきは、最終的な行動に至るために必要な、最初の小さな行動に絞ることです。(p37)
また、プレゼンをより効果的に行うためには、プレゼン自体以外にも、組織内の調整、事前の準備、プレゼンのフォローが大切です。私には、この本の「プレゼン計画の立て方」の章が、自分のなかで曖昧になっていたプレゼンの準備の流れが明確になり、参考になりました。
・ストーリーレビュー・・・資料を作成する前にストーリーの方針を決定し、チーム内で同意を取りつけます。(p76)
プレゼンの「基本」を押さえている本でした。この本に書いてあることができれば、通常の業務なら上司から評価されると思います。
おしむらくは、この「魔法のプレゼン」をプレゼンするパワーポイントやプレゼンビデオが添付されていたら、文句なく★5かな、とも思いました。
山田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・プレゼン内容について徹底的に調査する・・・インターネットで徹底的に検索する・・・関連書籍を買い漁ってチェックする・・・いちばん効果的なのは、経験のありそうな人と直接会話する(p82)
・一つのメッセージに対して一つのスライド・・・スライド1枚1枚に、何がいいたいのか、伝えたいメッセージを要約して書いておく(p104)
・一言ずつ、一息置く・・・これぐらいのペースでしゃべるのです。(p144)
・圧力をかけたほうがより効果的です。たとえば・・・「アンケートと引き換えに本日の補足資料をお渡しいたします」とすれば、補足資料が必要と考える真剣なお客様は、アンケートを提出せざるをえません。(p41)
【私の評価】★★★★☆(84点)
著者経歴
山田 進一(やまだ しんいち)・・・外資系IT企業入社。2009年マイクロソフトMVPアワード・パワーポイント部門受賞。
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