「ヤンキー最終戦争 本当の敵は日教組だった」義家 弘介
2010/10/19公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(83点)
■北海道のヤンキー先生だった著者が、
日教組の活動を説明してくれます。
県によってかなり違うようですが、
社会主義を支持する政治活動、教員人事への介入、
反日教育が基本となっているようです。
これは、まるで共産党の活動のようですね。
・日教組の戦後の闘争は、主に三種類に集約される。
1 道徳教育ボイコット運動、2 学テ(学力テスト)闘争、
3 勤評(勤務評定)闘争がそれだ。
さらにもう一つ挙げるならば、
今も続いている日の丸・君が代反対運動(p86)
■こうした流れは、社民党の村山首相(94年から96年)
の時代に加速し、教職員組合は強力な力を
持っている県があるようです。
教職員組合が、人事も天下り先もコントロールする。
反対する人には、徹底的に闘争(いじめ)をする。
民主党、共産党を支持する政治活動をする。
そういえば、最近、北海道教職員組合の幹部が、
民主党の議員に選挙資金を提供して逮捕されましたが、
こうした背景もあるのかもしれません。
自殺した校長先生もいましたね。
・北教祖が発行した・・『日の丸・君が代』強制に反対する
当面のとりくみについて(支部案)」
という内部文書も入手した・・・
《校長が断念を表明しない分会にあっては、
対抗戦術を配置し、ねばり強く交渉を継続します。
その際、準備作業の一時停止や練習段階での部分退席などを
含めて分会で意思統一してとりくみます。》(p131)
■教育関係の人に聞いたことがありますが、
真面目な先生は辞めて塾講師となり、
残っているのはやる気のない先生が多いと言っていましたが、
県によっては本当なのかもしれません。
だんだんと気分が寂しくなってきましたが、
義家さんに頑張ってもらうしかないようです。
義家さん、良い本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・《「君が代」がいかなる形であれ強行された場合は、
抗議の意思を示す全道統一の対抗戦術
「立たない・戦わない・演奏しない」を基本に、
原則的に個人対応とはせず、分会員全員で
たたかいを貫きます》(p132)
・例えばある県では、学級委員長を敢えて設置していない。
「学級委員長を決めると、生徒の序列化につながる」
これが日教組の理屈だ。(p24)
・生徒会メンバーらが「イラク戦争反対」の署名活動を
展開していた・・・○○先生にあなたが中心になって
みんなに訴えなさいって言われてさ・・・調べると、
その署名は共産党系の民青同盟(日本民主青年同盟)の
署名運動で使われているもの(p27)
・組合に加入していない新人教師は、
特に「セブンイレブン」になりがちだ。
仕事を減らすことばかり考えている組合員たちは、
引き受け手のいない部活の顧問、書類作成、
地域での開かれるお祭りのパトロールに至るまで、
あらゆる仕事を新人教師に丸投げする。(p106)
産経新聞出版
売り上げランキング: 6814
【私の評価】★★★★☆(83点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 40,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする