「貧乏でも金持ちの列に並べ―ユダヤビジネス哲学」手島 佑郎
2010/04/18公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(79点)
■ユダヤ人の教育法、職業感、そしてお金との付き合い方を
教えてくれる一冊です。
後半は、成功したユダヤ人を
紹介する形となっています。
・ユダヤ人は言う、
「学者になるまえに、靴屋になれ」と。(p2)
■ユダヤについての本の特徴は、
名言が多いということです。
すべては聖書やタルムードに書いてありますから、
文字の力がすごいということです。
「友人はいい人を選んだほうがいい」というのは、
ユダヤ式に言わせると下記のとおりとなります。
・タルムードはユダヤ人が結婚しようとするものに、
「妻をめとるためには一ランク下から、
友を選ぶには一ランク上から」と助言している。
(タルムード「イェバモット篇63a)(p51)
■ユダヤ人の強さは、文字から学んでいることだと
感じました。
そのユダヤ人が国を失い、国を作ろうと戦って
いることが頭に浮かび、日本もそうならないように
学ばなければいけないと感じました。
手島さん、よい本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「賢人とは誰か。すべての人から学ぶ者である。
尊敬される人とは誰か。人々を敬う者である。」
(ミシュナ「アボット篇4.1)(p214)
・アーマンド・ハマー・・・彼が維持しつづけた
唯一のユダヤの伝統は、絶望しないことであった。
それは父ジュリアスが座右の銘としていたことば
「失望に身をゆだねるものは、
自分自身が最悪の敵になる」(p185)
・カーク・ダグラスの少年時代・・・
いつも母親から、「あんたはユダヤ人なんだから、
成功するには人の倍は努力しなきゃいけないのよ」
といわれながら育った(p120)
・下積みの不幸に耐えることができないものは、
幸福を見ることもできない。ビジネスも同じだよ。
売れない時代に、どうすればお客に喜んでもらえるか、
あれこれ研究した。けっきょく、それが役に立つ。
奇跡なんてない。(アブラム・グロバード)(p46)
全日出版
売り上げランキング: 333698
【私の評価】★★★☆☆(79点)
■著者経歴・・・手島 佑郎(てしま ゆうろう)
1963年ヘブライ大学留学。1985年キルボア研究所を設立。
読んでいただきありがとうございました!
いつも応援ありがとうございます。
人気ブログランキング
に投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 44,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|一日一冊:今日の名言
コメントする