「誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール」野口 敏
2009/12/11公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
接客のプロである野口さんが教えてくれる会話のテクニックです。女性の接客が多かったようで、感情に配慮した会話テクニックが中心となっています。やはり、話をするなら、相手の感情に焦点を当てることで、話がより深いところでできるようになるようです。これは特に女性においては、とても大切なことではないでしょうか。
例えば、「会社をやめたい」と言われたら、そこにある気持ちに焦点をあてて、「やめたいくらい嫌なことがあったの?」「しんどいの?」と聞くのです。
・「お忙しいですか?」より「お忙しいのでしょうね」、「寒かったですか?」と言うよりも、「寒かったでしょう」と言ったほうが、会話がスムーズにはじまるでしょう(p106)
同じように話を広げるなら、性格がわかるようなエピソードがよいようです。自分のエピソードを話せば、自己開示になるし、そこから相手の人柄もかわかってくるというものです。人柄や趣味などを把握すれば、次の会話のときの格好のネタになります。相手は自分という人間を理解してもらっているということで、好感を持つわけです。
例えば、「旅行の話」だったら「何分前に集合場所に到着する?」と質問して、人柄がわかるエピソードを引き出すのです。
会話というのは、万人が知っておくべき技術ですので、こうした本をまったく読んだことのない人は、一度読んでみてはどうでしょうか。知らないよりは、知っておいたほうが将来のためです。
本の評価としては★3つとしました。良い本をありがとうございます。
この本で私が共感した名言
・一人ひとりにアイコンタクトをとって、一人ひとりの話にうなずいて反応してあげてください。彼らは自分が受け容れられたと感じたら、あなたを受け容れてくれます。(p206)
・名前を覚えることが相手を大切にすることであり、相手に喜んでもらえることであることを強く意識することです。・・・相手の顔を思い浮かべて、名前と一致させるイメージトレーニングを何回もします(p217)
・「それはおかしいよ?」と否定しない・・・「あなたは・・・なのですね」という言い方・・・「あなたはデート代を半々にしたいのですね」(p227)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
第1章 この「聞き方」でどんな人とも会話が続く!
第2章 相手がどんどんノッてくる気持ちの〈ちょっぴり〉オープン術
第3章 話が一気にあふれ出す「質問」のツボ!
第4章 どんな場面でも切り抜けられる「受け答え」の技術
第5章 気軽に話せる「関係づくり」のコツ
第6章 「人の輪」にすんなりとけこめる「話し方の基本」
第7章 一目置かれる〈ひとつ上の話し方〉
著者経歴
野口 敏(のぐち さとし)・・・1959年生まれ。きもの専門店に入社。1万人以上の女性に接客し、コミュニケーション方法を確立。コミュニケーションスクール「TALK&トーク」を開校。現在、(株)グッドコミュニケーション代表取締役。
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