「ものづくりの寓話 -フォードからトヨタへ」和田 一夫
2007/11/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★☆☆☆☆(59点)
■自動車生産システムは、
米フォードの移動式コンベアから、
どんどん進歩してきました。
その歴史をさかのぼって記録したのが、
この本です。
ノウハウの詳細までは突っ込まないところが、
学者さんの限界でしょうか。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・フォード工場・・・移動式組立ラインの導入によって、
組立工程全体で総労働時間はどれだけ減少したか?・・・
作業時間が約二分の一になった・・・
移動式組立ラインの直接労働者の割合は、
一割を上回るにすぎない(p34)
・1948年11月にはトヨタでは経営合理化促進運動が
労働組合も巻き込んで全社的に大々的に繰り広げられていた・・・
1949年7月16日にトヨタは、
「挙母工場工数計算事務規定」を施行し、
「大野ライン」での工数測定のやり方を
全社的に拡大させようとしていた(p321)
・潤沢な資金も手にできない状況・・・
それゆえ、工程の細部にわたる作業研究や、生産工程を
全体として管理する工程管理(とりわけ進度管理)に
彼らは重点を置かざるを得なかった。
そのためには現場に出向いて動作研究や
時間研究を徹底的に行うことになった(p544)
ものづくりの寓話 -フォードからトヨタへ-
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和田 一夫
名古屋大学出版会
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【私の評価】★☆☆☆☆(59点)
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