「専業主婦が年収1億のカリスマ大家さんに変わる方法」鈴木 ゆり子
2007/09/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(94点)
■不動産屋にだまされた・・・
部屋に便器がゴロンと置いてあった
・・・笑えます。
本の表紙を見ていただきたいのですが、
どう見てもただのオバチャンの鈴木さんが、
ハローワークで仕事がないことをきっかけに、
仕方がなくアパート経営を開始します。
■何度も失敗を繰り返しながら、
自分の成功パターンを確立していきます。
まず、自分でリフォームしてしまいます。
自分でリフォームするから
お金がかかりません。
・私は自称「お掃除&リフォーム大家」です。物件を取得する際、掃除とリフォームでどれだけ価値を上げられるかという視点を持っています。(p39)
■そして、リフォームしながら、
実際にその部屋に泊まってしまいます。
実際に泊まることで、
その物件のことがよくわかるし、
お客様とも知り合いになれるのです。
・私の場合、部屋が空くたびにリフォームに行って寝泊りしていた・・・これによって物件のことがよくわかると、お客様のかゆいところに手が届くサービスができる(p69)
■物件探しは情報収集が命です。
まず、自分の土地勘のある範囲の物件に限定し、
情報収集と現地調査に努めます。
その地域のオバチャンと話したり、
不動産屋を回ったり、タクシーの運転手、
宅急便のドライバーからも情報収集します。
・地域の情報を持っているのが、タクシーの運転手さんと宅急便のドライバーです。その人たちにも、「この辺りに売り物件があるって聞いたんですけど」と声をかけると、いろいろな情報を教えてくれます。(p158)
■最後は、人格です。
オバチャンですから、お金のない人の
気持ちがよくわかっています。
月の収入10万円から家賃3万円を
払っている人もいるのです。
だから、鈴木さんは、
「今月大丈夫?ダメなときは電話かけてね」
と声をかけるのです。
・お給料30万円の方の3万円と、お給料10万円の方の3万円では、意味合いが違います。・・・お家賃をいただきに行くときには、「いただきます」ではなくて、「お預かりします。ありがとうございます」と言います。(p198)
■すごいオバチャンがいたものです。
オバチャンパワーに圧倒され、
楽しく読めました。
ノウハウも実践から生み出したもので、
本物です。★5つとします。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・管理会社に丸投げすると、アパートが荒れてくる(p118)
・「雨漏り、シロアリ、水回り」問題あり-は絶対買うな(p75)
・私は、信条として、表面利回りで15%を下回る投資はしません。(p137)
・取得した物件は自分の子どものようにかわいがっています。私は、管理は業者任せにしないで、自分でお掃除やメンテナンスを行っています。(p7)
▼引用は、この本からです。
ダイヤモンド社
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元気が出ました
努力と勉強した者は強いということですね
好きこそものの上手なれ
普通の努力の大変さ
【私の評価】★★★★★(94点)
■著者経歴・・・鈴木 ゆり子
1950年生まれ。21歳で結婚して以来、バリバリの専業主婦として3人の子どもを育てる。数年前まで工業用ミシンで内職をする。1988年、中卒のため職が見つからず、一念発起して、アパート経営を開始。わずか数年で資産5億円。年収は1億円超。見た目は完全なオバチャン。
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